海外出張であると安心・便利な持ち物
これまで海外出張で必須の持ち物について紹介してきました。急な出張や、荷物を最小限におさえたい場合は上記のものを準備すれば大丈夫ですが、次に紹介するものを準備しておくと快適に過ごせるようになります。
<海外出張であると安心・便利な持ち物>
- 時差が確認できる時計
- 現地の通貨
- 現地で使えるキャッシュレス決済
- 常備薬
- 衛生用品
- 折り畳み傘
- 折りたたみスリッパ
- アイマスク
- 寝具・部屋着
- 洗面用具・キシリトール入りガム
- 入浴グッズ
- ドライヤー
- 身だしなみグッズ
- 現地で使える電源アダプター
- 現地で使えるポケットWi-Fi
- 現地で使えるSIMカード
- 手土産
- 食料
上記を書き写して必要なものに丸をつけ、用意したものにチェックを入れていくと、忘れ物を防ぎやすいでしょう。
時差が確認できる時計
海外は日本との時差があります。スマホでも簡単に複数の地域の時間を確認できますが、日本にいる社員や取引先と連絡を取るときなど、頻繁に日本時間を確認する必要がある場合は時計を複数準備しておくと快適です。
現地時間と日本時間の両方を確認できるよう、二カ国の時間がわかる時計か、日本時間と現地時間がわかる時計をひとつずつ持っていくといいでしょう。
現地の通貨
国にもよりますが、海外は日本よりもキャッシュレス化が進んでいます。クレジットカードだけ持っていく方もいらっしゃるかもしれませんが、お店によってはクレジットカードに対応をしていなかったり、磁気不良で使えなくなったりする可能性もあります。
最低限の現地通貨は持っていくようにしてください。高額の現金を持っていることがわかるとスリなどに狙われやすくなるため、高額紙幣で持ち運ばず、お財布は複数にわけて保管することがおすすめです。
現地で使えるキャッシュレス決済
現地の通貨(現金)があると安心なのはたしかですが、やはり便利なのはキャッシュレスです。現金を盗難されたらそれまでですが、キャッシュレスなら盗難にあったことを伝えて不正利用を防ぐこともできます。
普段使っている支払い方法が現地でも使えるのか確認しましょう。もしも使えないなら、現地で使えるキャッシュレスの支払い方法を確保するのがおすすめです。
常備薬
海外という慣れない環境では疲れがたまりやすく、体調を崩しやすくなります。
現地で薬を調達したくても、出張中には薬局が開いている時間にフリータイムを取りづらかったり、コミュニケーションに苦戦するかもしれません。日本人用のものではないので薬が効きすぎたり、効かなかったりする可能性もあります。
毎日飲んでいる薬、体調が悪くなったときにいつも飲んでいる薬など、自分の身体にあった常備薬は多めに持っていきましょう。
衛生用品
感染症対策として衛生用品を用意しておきましょう。マスクはもちろん、絆創膏、アルコール消毒薬、ティッシュ、生理用品など、あると安心な衛生用品は一通りそろえておきましょう。
折り畳み傘
日本でも海外でも、天気はいつ変わるかわかりません。荷物が多くなりやすい海外出張で長傘は邪魔になります。手荷物に折り畳み傘を入れておきましょう。
折りたたみスリッパ
海外ではホテルにスリッパがないこともあります。そもそも室内でも靴を履いたままという国も多く、日本のホテルよりも床が汚れているかもしれません。部屋用に折りたたみスリッパを持っていきましょう。
寝具・部屋着
スリッパと同じく、海外には寝巻や部屋着が用意されていないホテルもあります。着慣れたパジャマや部屋着を持っていくと、慣れない環境でも少しリラックスできるでしょう。
アイマスク
海外という慣れない環境では、日本にいるときよりも寝つきが悪くなるかもしれません。普段は気にならないかすかな明かりが気になることもあるでしょう。飛行機内で眠りたいときにも便利なので、アイマスクを手荷物に入れて持っていきましょう。
洗面用具・キシリトール入りガム
歯磨きセットや洗顔料などの洗面用具は、滞在中に買い直しが必要ないよう新しいものを持っていきましょう。忙しくて歯を磨けないときにそなえ、キシリトール入りのガムもあると便利です。
入浴グッズ
海外のホテルでは石鹸やシャンプー・リンスが用意されていないこともあります。あったとしても、それが肌や髪に合うかはわかりません。念のため、入浴グッズも用意しておきましょう。
身だしなみグッズ
海外では普段使っている身だしなみグッズが手に入りません。化粧品や整髪料などは、国内の出張・旅行で使うものと同じものを多めに用意しましょう。
ドライヤー
ホテルに用意されていない可能性を考え、念のためにドライヤーも持っていきましょう。なお、日本と海外ではコンセントの電圧や形が違うことがあります。ドライヤーを含む電化製品が問題なく使えるよう、後述する変圧器と変換プラグも必ず用意しましょう。
現地で使える変圧器・変換プラグ
海外ではコンセントの電圧が日本と異なり、日本の電化製品が使えないこともあります。コンセントの形が日本と違うこともあります。電圧を日本の電化製品に合う100Vに変えられる変圧器、現地のコンセントの形に合う変換プラグを用意しましょう。
現地で使えるポケットWi-Fi
日本と海外では電波の周波数や通信方法が異なります。日本で使っているポケットWi-Fiが、現地でもそのまま使えるとは限りません。現地で使えるポケットWi-Fiをレンタルしておくと安心です。
現地で使えるSIMカード
ポケットWi-Fiと同じように、日本のSIMカードも基本的に海外では使えません。SIMカードとはスマートフォンに内蔵されている小さなカードで、インターネット通信や通話などに必要なものです。
ポケットWi-Fiと同じく、現地で使えるSIMカードをレンタル・購入しておきましょう。
SIMカードはスマートフォン側面にあるフタを「SIMピン」であけることで入れ替えられますが、最近では物理的なSIMを変更しないeSIMが主流です。
なお、SIMカードのなかには複数の国に対応したものもあります。このタイプのSIMカードがはじめから入っているスマートフォンもあり、海外出張が多いなら検討してみるのもいいでしょう。
スマホのSIMロックは解除されていますか?
スマートフォンのなかには、そのスマートフォンを購入したキャリア以外のSIMカードが使えないものもあります。この状態を「SIMロック」といいます。
スマートフォンにSIMロックをかけて販売することは、2021年10月1日から原則禁止になりました。ただ、これよりも後に購入したスマートフォンでも、SIMロックの有無を念のため確認しておきましょう。SIMロックの確認方法は次のとおりです。
【iPhone】
「設定→一般→情報」の手順で開いた画面内の「SIMロック」の部分を確認。「SIMロックなし」なら解除されています。
【Android】
「設定→端末情報→SIMカードの状態」の手順で開いた画面を確認。ステータスに「許可」と表示されていれば解除されています。
手土産
出張先の支店や取引先などに喜んでもらえそうな手土産を持っていきましょう。日本らしさのあるもの、小分けで配りやすいものがおすすめです。
食料
海外では気軽に日本食を食べられません。日本の味が恋しくなったときのために、カップ麺やインスタントの味噌汁などを持っていくといいでしょう。