海外出張をすることになった場合、何を持っていけばいいのでしょうか。国内出張の場合は、多少忘れ物があっても現地で調達することも難しくありませんが、土地勘がなく、コミュニケーションも取りにくい海外ではできるだけ万全の準備をしていきたいところです。
本記事ではそんな人に向けて、海外出張の基本的な持ち物と、快適に過ごすための便利グッズをまとめて紹介します。日本人が狙われやすい「海外での窃盗」から貴重品を守るための対策も、一覧形式でお伝えします。
- 海外出張の基本的な持ち物
- 海外出張であると便利な持ち物
- 出張中の窃盗被害への対策
海外出張でも、基本の持ち物は国内出張と変わらない
海外出張でも、基本の持ち物は国内出張とそう変わりません。海外出張だからと張り切って荷物を多めに用意してしまうと、持ち運びが大変になったり、盗難や紛失などのリスクが高くなったりもします。
次のリストを参考に、まずは国内出張と同じように基本の持ち物をそろえましょう。
<国内出張の基本持ち物>
- 衣類
- 名刺
- 社員証
- 筆記用具
- PC
- スマートフォン
- 充電アイテム
- 仕事で使う資料・書類
- 免許証や保険証
- 交通機関のチケット
- ハンカチ・ポケットティッシュ
- メイク用品
具体的にどのようなものがどのくらい必要なのかは、こちらの記事で解説しています。
国内出張の21の持ち物チェックリスト!最低限必要なものとあると便利なものに分けて紹介
海外出張で必要になる持ち物
では、海外旅行だからこそ必要になる持ち物はどのようなものがあるのでしょうか。海外出張で必要になる持ち物は次のとおりです。
- パスポートや航空券
- 本人確認書類
- ホテルの予約確認票
- 海外旅行保険証
- 上記のもののコピー
これらがないとそもそもフライトできないこともあるので、上記の箇条書きを書き写し、出発前にチェックを入れていきましょう。
パスポートや航空券
パスポートや航空券がないと、そもそも出国・フライトができません。必ず持っていくこと、現地でも肌身離さず常に持ち歩くことを心がけましょう。
なお、入国の条件としてパスポートの残り有効期間を定めている国もあります。たとえばアメリカには、滞在期間から6ヵ月の有効期間がないと渡航できません。渡航先の入国条件とパスポートの有効期限も確認しておきましょう。
本人確認書類
海外出張ではパスポートが本人確認書類となりますが、運転免許証やマイナンバーカードなどの国内で一般的な本人確認書類も用意しておきましょう。これらとは別に、パスポートの再発行に必要な戸籍謄本・抄本もあると安心です。
ホテルの予約確認票
ホテルの予約確認票を印刷、画面をスクリーンショットしておきましょう。現地でホテルの名前や住所、連絡先を確認するときに便利です。予約の名前が間違っているなど、チェックイン時にトラブルがおきた場合も、予約確認表がある方がスムーズでしょう。
海外旅行保険証
海外出張の際、海外旅行保険に加入しておくと安心です。加入した場合は海外旅行保険証も持っていくことをおすすめします。万が一何かあったとき、保険の内容や問い合わせ先などをすぐに確認できるからです。
上記のもののコピー
ここまで紹介してきた書類について、最低1部、できれば2部ずつコピーを用意しましょう。パスポートを紛失したり、スマホなどのデジタルデバイスにアクセスできなくなった際に役立ちます。手荷物と預け入れ荷物にわけて保存しておくと安心です。
現地に着いた際も、万が一荷物を紛失することに備え、持ち運び用の荷物と、ホテルに預けた荷物それぞれに保管しておくようにしてください。