LINEアカウントには「1つの電話番号につき1つまで」という原則があるものの、「仕事とプライベートで使い分けたい」「”普段使いのアカウントを教えたくない人向けのアカウント”が欲しい」といったニーズはあるのではないでしょうか。
またログアウト機能もないため、アカウントを切り替えるにはその都度「LINEアプリをアンインストール→再インストール→電話番号認証→ログイン」という作業が必要です。さらに、LINEアプリをアンインストールするとトーク履歴が消えてしまうので、毎回バックアップも取得しなければならないなどなかなか面倒。
しかし、実はLINEのアカウントは固定電話/SMSの番号を使うなどして、複数アカウントを作成したうえで使い分けるという裏ワザも存在します。
今回はLINEアカウントを2つ以上作成して、スマホ1台で切り替えて使うまでの手順をご紹介します。
結論としては自宅の固定電話か、0円運用が可能なpovo 2.0などを活用して電話番号を複数確保さえすれば、比較的簡単に2つ以上のアカウントを1つのスマホで運用できますよ!
また2つや3つではなく「大量にアカウントが必要」な場合は、LINE公式アカウントを個人で立ち上げるのがベストです。なんと1つのIDで100アカウント作成できます。
目次
1.LINEアカウントを2つ以上複数作成するために必要な前提条件
2.複数のLINEアカウントを作る際「電話番号」はどう用意する?
1.LINEアカウントを2つ以上複数作成するために必要な前提条件
まず2つや3つ程度の複数アカウントを作りたい場合について解説します。LINEアカウントを複数作るためにはその分の電話番号を用意する必要があります。
LINEアカウント作成に関する主な制限を踏まえると、複数作成には「電話番号」がまず必要。加えて「マルチログイン」か「デュアルアプリ」が基本的に必要となります。
メインアカウントと別の電話番号 | 固定電話やSMSでもOK
LINEアカウントを複数作成するためには、メインアカウントとは別の電話番号が必要です。この電話番号はスマホのSIMと紐づいたものである必要はなく、固定電話やSMSなど認証を自身で受けられるものであればOKです。
この「電話番号」をどう確保するか、というのがLINEアカウントを2つ以上作る際にはネックになりがちです。たとえば、050で始まる電話番号は量産しやすいです。しかし「050」から始まるIP電話ではLINEアカウントを作成できないので注意してください。
LINEに登録するための電話番号を確保するおすすめの手段は、冒頭でも軽く述べましたが「自宅に既にある固定電話」か「0円運用できる格安SIM」。具体的には後述します。
デュアルアプリを作成可能なスマホ | Xiaomiの端末が代表格
デュアルアプリを作成可能なスマホでは、1つのアプリを「クローン」できます。つまりLINEアプリを対象に「デュアルアプリ」機能を使うと、1つのLINEアプリをクローンし、もう1つのLINEアカウントにも1台でログイン可能に。
デュアルアプリを作成可能なスマホの代表格は、XiaomiのAndroid端末です。作り方の詳細は後述します。
マルチログイン可能なアプリ | 「並行世界Lite」が代表格
先にご紹介した「デュアルアプリ」に手元の端末が対応していない場合は、マルチログインアプリを使うことをおすすめします。
マルチログインアプリとして有名なのは、並行世界Lite。
「並行世界Lite」を使ってLINEの新規アカウントを作成するには、現在LINEと紐づいていない電話番号が必要です。
2.複数のLINEアカウントを作る際「電話番号」はどう用意する?
複数のLINEアカウントを作る際、ネックとなるのは「電話番号」。電話番号を用意するいくつかの方法をご紹介します
自宅に固定電話がある場合:固定電話でも登録可能
自宅に「固定電話」がある場合、以下の方法で固定電話の番号を使い、LINEアカウントの作成が可能です。固定電話の番号で、LINEのアカウントを作成する手順は以下の通りです。
なお、LINEの公式ヘルプでは「固定電話でのLINEへの登録」を認めていません。仕様が変わる可能性がある点はご注意ください。
「0円運用」できる格安SIMを使う:povo 2.0が代表例
「0円運用」できる格安SIMを使い、新たな電話番号を手に入れるのも良いでしょう。
0円運用できる代表的な格安SIMの代表格は、povo 2.0です。
基本0円というのはpovo 2.0の大きな強みで、たとえば就活中の学生がプライベートと就活で電話番号を分ける目的などによく使われます。もちろんLINEアカウントの複数作成向けの電話番号としても使えます。
povo 2.0の0円運用で「具体的に何が、どこまでできるか」や注意点などはこちらの記事で詳しく解説しています。
0円運用は「ある程度は可能」ですが、180日ごとにトッピング購入が求められるといったデメリットはあります。