■デサルヴォは本当にボストン・ストラングラーだったのか
1973年11月25日、デサルヴォは刑務所内の独房で刺殺されてしまった。犯人は不明だ。刑務所内での薬物売買に関わって殺されたともいわれている。

デサルヴォは本当にボストン・ストラングラーだったのか? 実は事件当時から「冤罪ではないか」という疑いがつきまとっている。ボストン・ストラングラーは犯行内容から性的不能者の可能性が高いと指摘されており、強姦魔グリーンマンと同一人物とは思えないというものである。確かに彼の自白は犯人にしかできないものであったが、あの特徴的な蝶結びについても、なぜあんなものを残したのかはっきりとした理由は語っていない。デサルヴォはどこかで真犯人から話を聞き、目立つためになりすましたのではないかという説は根強い。自白を撤回しようとしたために、刑務所内で暗殺されたという見方もある。
謎の死から40年経った2013年、冤罪説を検証するため、デサルヴォの遺体が掘り出されてDNAが採取された。最後の犠牲者メアリー・サリバン事件の証拠品から採取されたDNAと照合した結果、二つのDNAは一致していた。つまり、メアリー・サリバンを強姦・殺害したのはデサルヴォであった可能性が高いということになる。
だが、ボストン・ストラングラーがデサルヴォ1人ではなかったという可能性は、犯罪の専門家らから幾度となく指摘されている。幕引きを急ぎたかったボストン当局の拙速な対応が、多くの謎と疑惑を残してしまったというのが大方の見方である。
(編集部)
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参考:「Murderpedia」、「ABC News」、「Daily Mail」、ほか
※当記事は2018年の記事を再掲しています。
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提供元・TOCANA
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