ユニフォームを着て、スタジアムに行こう
元日の国立競技場では、上述の選手以外のユニフォームを着用して応援に駆けつけているサポーターも多く確認できた。タイ戦がA代表デビューとなったMF伊藤涼太郎(シント=トロイデンVV)やMF川村拓夢(サンフレッチェ広島)のユニフォームを着用している人々は、今回の招集に対する喜びの声を上げており、日本代表に選出されるということが選手のみならずサポーターにとっても共通の喜びであるということを教えてくれた。
2022年6月に同じく国立競技場で行われたキリンチャレンジカップのブラジル戦(0-1)では、GK権田修一(清水エスパルス)が試合後に、ブラジル代表のユニフォームを来て会場に訪れていた日本人サポーターの姿について「日本人の方がブラジル代表のユニフォームを着て、日本のホームで応援するとなっていて、あらためて日本サッカーはもっと発展しないといけないと感じさせられた」と言及する一幕があった。
あれから約2年。国立競技場の青色は少しでも増えただろうか。日本代表のユニフォームを着て応援することが選手たちの力になることを願って、次の国立での試合でもスタジアムを青色で染め上げる準備をしておきたい。