■少女の生き血を飲む儀式
彼らは定期的に酒を飲んでどんちゃん騒ぎするパーティーを催しており、犠牲者はいずれもこのパーティーに誘われた者であったという。
調査によれば地元の3人の女性と2人の男性が容疑者からパーティーに誘われたと申し出ている。彼ら彼女らは何らかの事情で寸でのところで参加を見送ったのだ。犠牲者が増える可能性はまだまだあったということになる。ちなみに付近住民からはこの屋敷は“死の家”と呼ばれていた。
犠牲になった17歳の少女の遺体は屋敷内のベッドルームの下に埋められており、切断された左手はポットの中で塩漬けにされていたのだ。そしてこの少女は彼らの一味で自殺した少年のガールフレンドであった可能性も浮上してきている。

刑事によれば、自殺したサミオ・ベッサが実際に殺害を行なっていたということだが、この少女だけは逮捕された2人の男たちに殺されたという。そして彼らはこの少女の血を飲んだということだ。人の生き血を飲んだ者に悪魔は金と女と権力を授けると彼らは信じているのだ。
同じく犠牲になった18歳の男子学生の頭蓋骨は底部がコンクリートで固められ、金属のボルトやチェーンで飾り付けられていて“儀式”に使われていた。祭壇にはこのほかにも悪魔の彫像などの悪魔崇拝を物語る数々の物品が並べられており、黒魔術のやり方が書かれた本もあったということだ。

男たちは最初、犯行を否認していたが遺体が発見されて言い逃れができなくなり、また犠牲者の1人と通りを並んで歩いている容疑者の姿を監視カメラがとらえていたことも決め手となっている。
警察は4人のほかにもっと犠牲者がいるのではないかとも疑っており、周辺を捜査すると共に行方不明者のデータベースを検証しているということだ。

ブラジルの田舎町で人知れず行なわれていた悪魔崇拝の儀式なのだが、我々の身近でも“儀式”が行なわれていないとも限らない。今後同様の事件が起こらないことを願うばかりだ。
(文=仲田しんじ)
参考:「Daily Mail」ほか
※当記事は2018年の記事を再掲しています。
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提供元・TOCANA
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