協会側に「清廉潔白」を求めるのは酷か
協会が主催する大会には小学生や中学生、高校生など幅広い世代が参加するものがある。今回の水増しや補助金の不正流用といった不祥事は、学生の保護者を不安な思いにさせる。協会の担当者は「過去の反省に基づき財政再建策を構築、実践すること」により信頼回復してもらうように努力していくと回答している。
不祥事による影響を受けるのは参加者だ。22年度の大会成績について公益財団法人日本陸上競技連盟は次のように連絡しているという。
「競技者や審判員の方々は22年度の日本陸連登録料を適切にお納めくださり、また日本陸連の会員登録も完了している。北海道陸協から日本陸連に登録料が納付されていないことについて、登録会員の方々に何ら責任はない。よって、北海道の登録会員の方々の、22年度の公認競技会における競技成績や記録、審判活動の実績は、すべて有効であり、抹消することはない」
選手たちはとりあえず安堵するかもしれないが、果たして道陸連に自浄能力を期待できるのだろうか。
(文=小林英介)
提供元・Business Journal
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