【「ウサギの穴」の中】

 陰謀論に対する批判のひとつは、陰謀論は「反証可能」ではないという点にある。陰謀論に反する証拠と思われるものがあっても、信者たちはそれを隠蔽工作の一部だと片付けてしまう。しかし、人々は明らかに、以前信じていた陰謀説を否定する決断を下すことがある。

 ルイス・キャロルの有名な物語でアリスが不思議の国に転落していくように、人々は次々と陰謀説を信じるようになるという「ウサギの穴」(ラビット・ホール)という一般的な概念に疑問を投げかけるものである。このような現象はごく一部の人に起こる可能性はあるが、我々の結果は、それが典型的な経験ではないことを示唆している。ほとんどの人にとって、陰謀論信仰への旅はもっと緩やかな坂道であり、本物のウサギの穴のようなもので、そこから抜け出すこともできるのだ。

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文=にぅま(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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