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グッドデザイン大賞と、34ヶ月シェアトップ!

グッドデザイン大賞と、34ヶ月シェアトップ!

歴代シルビアの最高傑作!走りもいいのに当時は二の次?グッドデザイン大賞の日産 S13シルビア【推し車】
(画像=日本車とともにセンスを磨いていった日本の若者が最後に選んだスポーツクーペが、S13シルビアであったと言えるだろう,『MOBY』より 引用)

一新したデザインと派手な販売キャンペーンによって、S13シルビアは瞬く間に人気となり、発売から間もない1988年10月には「デートカーの王様」だったホンダ プレリュード(当時は3代目)を抜いて、スポーツスペシャリティカー市場のトップに立ちます。

さらに「アートフォース」のキャッチコピーで売り込まれたデザインは昭和63年度(1988年度)の「グッドデザイン大賞」を受賞、リトラクタブルヘッドライトにカクカクしたデザインがぎこちなかった、先代S12のイメージを完全に払拭しました。

1991年1月にはCA18系に代えて、新型の2リッター直4DOHCバルブエンジン「SR20」系を搭載するマイナーチェンジを受け、1993年10月に6代目S14へとモデルチェンジするまで、S13シルビアは人気のデートカーとして売れ続けたのです。

ただ、その頃にはバブル景気とともにデートカー市場が崩壊…あるいはスポーツクーペからクロカン4WDやステーションワゴンなど新興の「RV」に取って代わられようとしており、シルビアとしてもS13が最後の大ヒットとなりました。

デートカーとしての役目を終えたS13は大量に中古車市場へ出回ったので、「安くて手頃な5ナンバー小型FRスポーツクーペ」としてトヨタのAE86レビン/トレノともどもから支持されるクルマとなり、日本独特の走り屋文化を築いていきますが、それはまた別なお話…。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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