ニューヨークが舞台のロマンチック・コメディ映画『恋人たちの予感』(When Harry Met Sally…)は当初、寂しい結末を迎えていたという。
シカゴからニューヨークに移り住んだハリー(ビリー・クリスタル)とサリー(メグ・ライアン)の10年以上に渡る”友情”を描いたドラマは、ロブ・ライナーが監督を務め、ノーラ・エフロンが脚本を手がけた。1989年の劇場公開から35年以上経った現在も「史上最高のロマコメ」と評価も名高い。
ラストシーンでは、大晦日のパーティ会場で「蛍の光」が流れる中、ハリーが「眠る前に話をしたいのは君だけ」とサリーに愛を告白し、ハッピーエンドを迎える。
ライナー氏(76)は16日に配信されたCNNの番組で、主人公の2人は当初「一緒にならない」予定だったと明かした。「10年間独身だったから、誰かと一緒になるということが分からなくなっていた。その感覚が、この作品を生み出した」と振り返った。