ウェブパフォーマンスを劇的に向上させる方法
2つ目は、ウェブテックマガジン「Smashing Magazine」の共同創設者であり、ウェブデザイン・開発の分野で活躍するヴィタリー・フレイドマン氏による『2024年版: ウェブパフォーマンスを劇的に向上させる方法』。
このワークショップではUI/UX企業のエンジニアやフロントエンジニア向けに、最新のウェブ高速化の技術トレンド、効率的でパフォーマンスに優れたウェブ開発する方法を提案。そのほか、CSSコンテナ・クエリ、カスケード・レイヤー、クライアント・ヒント、リソース・ヒント、アーリーヒント、CSSサブグリッドなど、ブラウザ技術についても学べる。プロフェッショナルとしての技術を次のレベルに引き上げたい組織にとって見逃せない学びのチャンスとなるだろう。
ヴィジュアルシンキング&スケッチ実践ワークショップ
3つ目はGoogle、Skype、Yahoo!などで15年間にわたりUX/デジタルプロダクトデザイナーとしてキャリアを積んだビジュアル・シンキングのエキスパート、エヴァ・ロッタ・ラム氏による『ヴィジュアルシンキング&スケッチ実践ワークショップ』。
このワークショップではCDOやUX/UIデザイナー向けに、ビジュアル・シンキングの解説やスケッチの実践などを行う。言語化しにくい複雑な思考などをイラストで視覚化し、大局を視覚的に捉えることでパターンを識別し、欠けている部分を見つけたり、繋がりを発見したりすることができる。
今回、参加者はシンプルな線と形を使って物体、人、動作、感情をスケッチする方法、システムやプロセスを構築し視覚化する方法などを学べる。基本的な描画技術や自信をもって線を引く方法などから紹介するため、スケッチが苦手という人も安心して参加できそうだ。
そのほかにも、ジョブ型を目指す政府指針にあわせた20年キャリアを研究する英国の専門家や、プロダクトマネジメントのベストセラー著者などによるワークショップ、また日本のUX分野の業界トップと講演者の交流会も実施予定。ステークホルダを含めた組織のスキルアップやモチベーションアップを狙う人は、参加してみてはいかがだろうか。
ビジュアル・シンキング…思考を視覚化し、話している内容や情報の関連性をより理解しやすくする手法
参考元:
UX DAYS TOKYO2024
(文・Haruka Isobe)