ヴィッセル神戸

リーグ王者ヴィッセル神戸は昨季の得点王にしてMVP、FW大迫勇也を擁する。日本代表としても57試合25得点の実績を誇る名ストライカーは、キャリアハイを更新する22得点7アシストを記録した。圧倒的なポストプレーとゴール前での勝負強さはJリーグ屈指。同じく元日本代表のFW武藤嘉紀も右ウイングとして10得点を挙げ、左ウイングのMF汰木康也やMF佐々木大樹と形成する3トップは強力だ。

昨季4得点のFWジェアン・パトリッキも控えている。2024シーズンに向けては川崎フロンターレで2年連続8得点を記録したFW宮代大聖を獲得し、より厚みを加えることに成功している。

サンフレッチェ広島 FW大橋祐紀(湘南ベルマーレ所属時)写真:Getty Images

サンフレッチェ広島

2023シーズン3位と上位争いを演じたサンフレッチェ広島。しかし得点数はさほど伸びず、より上位に進出するには得点力向上は欠かせない。そこで湘南ベルマーレから、昨季13得点を挙げたFW大橋祐紀を獲得。スピードとシュート精度の高さに加えて前線からの守備とポストプレーも優れ、広島でも点取り屋として君臨する可能性が高い。

昨季8得点のFWドウグラス・ヴィエイラや、夏の移籍市場で加入し5得点のFW加藤陸次樹、ともに4得点のFW満田誠やFWピエロス・ソティリウ、MFマルコス・ジュニオールなど豊富な人材がおり、2シャドーを含め争いは激しい。


アビスパ福岡 FWナッシム・ベン・カリファ(サンフレッチェ広島所属時)写真:Getty Images

アビスパ福岡

昨季のルヴァン杯王者アビスパ福岡は攻撃陣が多く入れ替わった。1トップ2シャドーの最前線に入る可能性が高いのは、サンフレッチェ広島から加入したFWナッシム・ベン・カリファ。広島時代は2シーズン合計7得点と得点数こそ限られるが、献身性と起点を作る能力は抜群。

また、昨季スーパーサブとして3得点を挙げたFWウェリントンもおり、昨季4得点を挙げながら9月に前十字靱帯損傷と左膝外側半月板損傷で全治8カ月と診断されたFW佐藤凌我はすでに一部の練習に復帰している。シャドーの位置には抜群のテクニックを持つMF紺野和也がおり、昨季の5得点を超えるゴール数が期待される。


サガン鳥栖 FW富樫敬真 写真:Getty Images