名古屋グランパス

チーム得点王のFWキャスパー・ユンカーを完全移籍に移行し、さらに実績豊富な新戦力の獲得に成功した名古屋グランパス。ユンカーは何でもこなせるうえシュート精度が抜群。昨季16得点を挙げており、怪我さえなければエースに君臨する可能性が高い。

新加入の2人も、ともに昨季J1で10得点を挙げた実力者。FWパトリックはフィジカルが強く、京都サンガの最前線で起点とフィニッシャーを担った。FW山岸祐也はボールキープに長けてパスセンスも備え、アビスパ福岡で2シーズン連続二桁得点を達成している。3度の二桁得点を経験している快速FW永井謙佑、2022シーズンにサンフレッチェ広島で8得点を記録したMF森島司などもおり、長谷川健太監督が選手たちをどのように起用するのか要注目だ。


京都サンガ FW豊川雄太 写真:Getty Images

京都サンガ

2シーズン連続でJ1残留を達成した京都サンガは、徐々にFWの層を厚くしつつある。2024シーズンの最前線に入るのは、キープ力に優れるFW山﨑凌吾もしくはオーストラリアAリーグで公式戦16試合11得点7アシストを記録していた新加入のFWマルコ・トゥーリオだろう。

そしてウイングには、右にFW豊川雄太、左にFW原大智がいる。豊川は昨季10得点、原は夏の加入ながら7得点を挙げており、どこからでも点が取れる。3トップ合計の破壊力ではJ1でも高いレベルにあり、彼らがどれだけ揃い踏みできるかがカギを握る。