午後からは浅場へ

午後からは鍋ネタ狙い。150mでオコゼ(イズカサゴ)狙いからスタートしたが、バイトがない。午前中も後半はバイトがない時間が続いたので、朝とは状況が変わってしまったのか。

120mに竜宮城があった

段々と浅い方へランガンしてポイントを叩く。120mで強烈なベイト反応が出た。青物が付いていそうとセミロングジグで早い誘いを試してみたがノーバイト。船長によるとシオやメジロは居るけどなかなか口を使わないらしい。

ショートジグでボトムをネチネチ狙うようにするとガツンとバイト。フッキングを入れてリーリングしているとNさんもミヨシでもバイト。私とNさんは30cmほどのウッカリカサゴであったが、ミヨシではマハタが上がり、羨ましい限りである。

バイトがあったポイントに戻り再びジグを投入するとボトムでバイトが出た。マハタを期待したが、40cmのウッカリカサゴ。鍋ネタなので嬉しいが、マハタを見せられた後では素直に喜べない。

何とかハタが釣りたいと頑張ったが、サイズアップしたウッカリカサゴ。それでもバイトが出るのは楽しく、笑いの絶えない時間であった。

真冬の12時間耐久オフショアジギング釣行でクロムツを連打【和歌山】ウッカリカサゴをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・田中耕二)

釣れる水深は120mだけ

更に南下しながら80mまで移動したが、まったくバイトが出ない。違うポイントも叩いたが、気配がないままに夕マズメに備えて港方向へ舵をきる。

先ほどウッカリカサゴがヒットしたポイントとは異なるが、水深120mで強烈はベイト反応。ここでは50cmの美形マダイやアヤメカサゴを仕留め、Nさんもアヤメカサゴを仕留め、マトウダイを連発していた。

真冬の12時間耐久オフショアジギング釣行でクロムツを連打【和歌山】50cmのマダイを手中(提供:TSURINEWSライター・田中耕二)

夕闇に紛れて

午後便のクライマックスは夕マズメ。毎回、なぜか日が傾く4時頃にバイトが途絶える。魚探には反応が出るが、全く口を使わない。

不思議で仕方ない時間帯がある。反応はあるが、ポイントを見切りクロムツが上がってくるポイントに移動。クロムツは夜になるとエサを求めて海溝伝いに浅場に上がってくるのだ。

奴らの足音

最後のポイントは、水深120~130mの岩礁帯。根掛りには注意が必要だが、それ以上に注意が必要な魚がいる。和歌山でヨロリと呼ばれるクロシビカマス。鋭い歯を持ち、ラインをスパスパ切る嫌われ者も上がってくるのだ。その他にはハチビキも浅場に上がってくる。それらを避けて上手くクロムツを仕留めたい。