「ただいま電話に出ることができません」と着信拒否との違いは?

先述した通り、「ただいま電話に出ることができません」は「本当に電話に出ることができない」ときのアナウンスです。代表的な理由には「留守番電話」が挙げられます。

「ただいま電話に出ることができません」が流れるのはどんなとき?着信拒否との違いは?
(画像=『オトナライフ』より 引用)

たとえばキャリアの着信拒否サービスを相手が利用している場合、アナウンスは以下の通り。

●ドコモ:「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。」
●ソフトバンク:「この電話はお客さまのご都合によりおつなぎできません。」
●au:「おかけになった電話番号は、お客様のご希望によりおつなぎできません。」

つまり「ただいま電話に出ることができません」は、着信拒否とはまったくの別物です。こちらの記事でより詳しく解説しています。

「着信拒否」はされていないが「スルーされている」可能性はある

着信拒否のアナウンスが流れなくても、相手が電話に出ない場合は「着信拒否」でこそないものの、電話をスルーされているかもしれません。

「ただいま電話に出ることができません」が流れるのはどんなとき?着信拒否との違いは?
たとえば筆者は、出たくない相手の名前を「応答不要」とアドレス帳に登録。着信拒否をしたら非通知でかけ直してくる恐れがあるため着信拒否にはせず、その名前で掛かってきた着信はスルーしています(画像=『オトナライフ』より 引用)

【参考】相手から着信拒否されているのか調べるには?

紹介してきた通り、アナウンスの種類で着信拒否にされているか、相手が単に留守番電話にしているか分かりますが、それでも「本当は拒否されているのでは?」と不安になってしまう方もいるでしょう。

先ほどもご紹介しましたが、相手から着信拒否をされているかどうか確かめる方法のひとつに、非通知で電話をかけてみるという方法があります。

「ただいま電話に出ることができません」が流れるのはどんなとき?着信拒否との違いは?
非通知で電話をかけるには、相手の電話番号に「184」をつけるだけでOK。ただし、いずれにせよ、相手に不審がられてしまうことは避けられません(画像=『オトナライフ』より 引用)

【参考】「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れない状況一覧

筆者が検証した限り、基本的にスマホ→スマホからの電話で「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れることはありませんでした。ただし、留守番電話の場合はキャリアの設定により、「ただいま電話に出ることができません」コールが流れることがあります。

留守番電話以外で流れたアナウンスを具体的に状況別にご紹介します。

相手がスマホの電源をオフにしている

相手がスマホの電源をオフにしていると、「おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません」とアナウンスされます。なお、iPhone/Androidスマホとも同じアナウンスが流れました。

相手が圏外もしくは機内モード

電話相手が圏外もしくは機内モードの状態のときも「おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません」とアナウンスされます。なお、こちらもiPhone/Androidスマホとも同じアナウンスが流れました。

【アプリ】相手が留守番電話に設定している

相手がアプリ「スマート留守電」を使って留守番電話に設定していると、「おかけになった電話をお呼びしましたが、お出になりません」というアナウンスが流れます。

相手がその通話の着信を拒否した

かかってきた電話に対して通話を拒否すると、相手には「おかけになった電話をお呼びしましたが、お出になりません」というアナウンスが流れます。