ネットショッピングの利用が当たり前となった今、不在のときでも荷物が受け取れる宅配ボックスは、あると便利な存在だ。賃貸物件を選ぶ際に宅配ボックスの有無を気にしている人はどれくらいいるのだろうか。株式会社AZWAYが実施した「宅配ボックスの有無の賃貸物件選びへの影響」のアンケート調査の結果を紹介しよう。
4割の人は物件選びで宅配ボックスを重視、ないと不便だと感じた人は6割
10代から60代以上までの男女507人を対象に、賃貸物件を選ぶ際の宅配ボックスの重要度についてたずねたところ、「非常に重要」(12.8%)、「重要」(31.6%)、「あまり重要ではない」(23.7%)、「まったく重要ではない」(7.3%)、「どちらともいえない」(24.7%)という結果に。「非常に重要」と「重要」を合わせると約4割で、重要ではないと考える人より1割ほど多いことが判明した。
物件選びの優先度としてはどうだろうか。物件選びでとくに重要視するものを3つ選択するアンケートでは、上から「家賃」(448票)、「立地」(365票)、「間取り」(262票)だった。一方、宅配ボックスは60票の獲得で11位。宅配ボックスは便利な設備だが、物件を選ぶ優先度としては高くないようだ。
しかし、宅配ボックスがないことで不便な経験をしたかをたずねると、約6割の人が不便な思いをしたと回答。物件選びでとくに重視する項目でないももの、やはりあるほうが快適に過ごせそうだ。では、実際にあると、どのようなメリットがあるのだろう。