「Violife(ビオライフ)」という植物性チーズのブランドをご存知だろうか? 2013年にギリシャで誕生したブランドで、世界50カ国以上で販売されている。最大の特徴となるのが「アレルギー物質(特定原材料等)28品目不使用」という点で、ヴィーガンやベジタリアンの人だけでなく、美容・健康・環境意識の高い人や、アレルギー持ちの子どもがいる家庭でも安心して食べられる。

筆者はヴィーガンではなく、乳製品のアレルギーもないが、チーズ全般が好きなので、「植物性チーズ」が通常のチーズとどう違うのかが気になった。そこで、今回は実際に3種類のビオライフのチーズを試食したので、その魅力をお伝えしよう。

チーズなのに乳やナッツ不使用! 「ビオライフ」の植物性チーズは普通のチーズとどう違う?
(画像=ビオライフのチーズは全5種類。
今回は「ビオライフ 植物生まれのチーズ シュレッド モッツァレラタイプ」(376円)、
「ビオライフ 植物生まれのチーズ シュレッド チェダータイプ」(376円)、
「ビオライフ 植物生まれのクリーミィ」(538円)を試食した、『BCN+R』より引用)

見た目は通常のチーズとほぼ同じ

ビオライフのチーズは全5種類あり、今回は「ビオライフ 植物生まれのチーズ シュレッド モッツァレラタイプ」「ビオライフ 植物生まれのチーズ シュレッド チェダータイプ」「ビオライフ 植物生まれのクリーミィ」の3種類を試食した。

日本では2021年9月から関東地方の1都6県で発売を開始し、2022年2月からAmazon マーケットプレイスで販売開始、3月には全国発売へと拡大した。同社の植物性チーズは20年に渡って3000レシピ、200以上の製法を研究・テストして作られている。乳、えび、かに、小麦、そば、卵、ピーナッツなどアレルギー物質(特定原材料等)28品目を一切使用しておらず、製造工程では、製造ラインの洗浄、拭き取り検査を行い、対象となるアレルギー物質(特定原材料等)のコンタミネーション防止に努めているそうだ。

最初に試食したのは、「ビオライフ 植物生まれのチーズ シュレッド チェダータイプ」。細かく刻まれたシュレッドチーズなのでそのまま食べても加熱しても良し。ピザやグラタンからサラダまで幅広い料理に使える。

チーズなのに乳やナッツ不使用! 「ビオライフ」の植物性チーズは普通のチーズとどう違う?
(画像=「ビオライフ 植物生まれのチーズ シュレッド チェダータイプ」は
グラタンやコブサラダ、チーズフォンデュなどにおすすめ、『BCN+R』より引用)

見た目こそ普通のチーズと同じだが、乳やナッツを使用せずにココナッツオイルを主原料としており、乳製品のチーズよりカロリー・脂質が10%ほど低い。ダイエット中の人は覚えておこう。

チーズなのに乳やナッツ不使用! 「ビオライフ」の植物性チーズは普通のチーズとどう違う?
(画像=見た目は普通のチーズとほとんど変わらない。
色はにんじんやパプリカなどの野菜を使って
乳由来のチーズやバターの色合いに近付けている、『BCN+R』より引用)

今回、ピザトーストにして食べてみたところ、とろりとした食感はチーズそのもの。ただ、チーズのように伸びることはなかった。濃厚なコクがありクリーミーで、後味はすっきりしている。香りもチーズとは異なり、オリーブオイルやギーオイルのような香りを感じた。

チーズなのに乳やナッツ不使用! 「ビオライフ」の植物性チーズは普通のチーズとどう違う?
(画像=温めるとクリームのような濃厚さが出てくる、『BCN+R』より引用)

続いて「ビオライフ 植物生まれのチーズ シュレッド モッツァレラタイプ」も食べてみた。こちらはチーズディップやサンドウィッチ、シーザーサラダなどに使うといい。

チーズなのに乳やナッツ不使用! 「ビオライフ」の植物性チーズは普通のチーズとどう違う?
(画像=スライスタイプもあるが、
初めての人はシュレッドタイプのほうが食べやすそうだ、『BCN+R』より引用)

こちらも見た目は普通のチーズと変わらないが、チェダータイプと同様、香りはオイル感がある。

チーズなのに乳やナッツ不使用! 「ビオライフ」の植物性チーズは普通のチーズとどう違う?
(画像=普通のチーズと見た目は同じ、『BCN+R』より引用)

加熱してみると、味わいとしてはチェダータイプとの大きな違いはさほど感じなかった。あえて言うなら、モッツァレラタイプのほうがあっさりしており、より万人受けするだろう。

チーズなのに乳やナッツ不使用! 「ビオライフ」の植物性チーズは普通のチーズとどう違う?
(画像=チェダータイプに比べると、さらにあっさりしている。
加熱せずに食べたほうがチーズ感を楽しめそうだ、『BCN+R』より引用)