ラテンアメリカフォークアート博物館

その次に向かったのがチリ大学の付属博物館、ラテンアメリカフォークアート博物館(Museo de Arte Popular Americano Tomás Lago)。地下鉄カトリック大学駅(Universidad Catolica)から徒歩3分のところにあるガブリエラ・ミストラル文化センター内にあります。もともとは大学のフォークアートを研究する機関として出発し、1940年代から中南米のフォークアートを収集してきた結果、所蔵品が10万点にもなったとか。現在は所蔵品のデジタル化、保存、普及を行っており、その活動の一環として展示も行っているそうです。展示スペースは狭いですが、内容はかなり充実しています。

私が行った時は、ちょうどチリの現代フォークアートの展示で、土器人形やマプチェ族のシルバーアクセサリーなど新しいフォークアート作家たちの作品が紹介されていました。中南米の民族衣装展、玩具展など毎回、ユニークなフォークアートの企画展が行われており、中南米の現在も生き残る伝統的な生活道具を知ることができる貴重な博物館です。国立民族学博物館とかが好きな方にはお薦めの場所です。
ラテンアメリカフォークアート博物館(Museo de Arte Popular Americano Tomás Lago)
- 住所:Avenida Libertador Bernardo O'Higgins 227, ガブリエラ・ミストラル文化センター内B棟地下1階(Centro Cultural Gabriela Mistral)
- 地下鉄最寄り駅:カトリック大学駅(Universidad Catolica)
- 開館時間:火~日 10:00~20:00
- 閉館日:月
- 入館料:無料
まとめ
朝から出かけたサンティアゴの博物館巡りは、暑さのせいもあってか、15:00をすぎたころには結構疲れが。余力があれば、もう1カ所行きたい所があったのですが、道半ばで挫折。3ヵ所だけでしたが、どれも内容が濃く、チリの文化が少し見えたような気がしました。
文・写真・オシャラ/提供元・たびこふれ
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