日常的に運転していると、他車の動きに対して「危ないなぁ」と思うことがあるかもしれません。なかでも自分の前に「強引な割り込み」をされることに対して、ストレスを感じるドライバーは多いようです。

今回はMOBY読者の方々から寄せられた体験談のなかから、「他車の車線変更にモヤッとする瞬間」についてのエピソードを紹介します。

目次
バスの前への無理な割り込みはヤメテ!
高速出口、降りるなら早めに左車線に!

バスの前への無理な割り込みはヤメテ!

“煽られた”んじゃなく「自分が割り込んだ」のでは?急ブレーキが事故誘発も…他車の車線変更にモヤッとする瞬間
(画像=©choco/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

ドライバーによって、車線変更に対する意識はさまざまです。余裕をもった車線変更であれば何も問題はありませんが、後続車に急ブレーキを踏ませるような割り込み方は避けたいところでしょう。

無理な割り込みの危険性は多くのドライバーに周知されるところですが、今回は「路線バスの乗客」という目線から意見を寄せてくれた方がいました。

「バスに乗る機会が多いのですが、交差点の直前でバスの前に割り込んできて、ブレーキを踏みながら右左折していくドライバーが増えたように思います。

運転している時と違って、乗客は前の状況が把握できていないことも多いので、とっさの急ブレーキに反応できません。以前経験した出来事ですが、強引な割り込みが原因でバスが急ブレーキを踏み、車内の乗客に怪我人が出てしまったことがありました。運転手さんは救急や警察に通報し、私たちはバスから駅まで歩くことに。

もちろん怪我された方が一番大変でしょうが、通勤・通学中の私たちも、予定に間に合わず信用を失う場合があるのです。バスに割り込んでくるドライバーは、そういうところまで考えが及ばないのかな、と思いますね」(60代男性・自営業)

バスやトラックのような大型車は、乗用車に比べて制動距離が長くなり、また急ブレーキに伴う衝撃も大きくなる傾向にあります。大型車が前方の車間距離を大きく取っていることには「荷崩れ」や「乗員の怪我」といったリスクを減らす目的もありますので、急ブレーキを踏ませるような割り込みは避けましょう。

高速出口、降りるなら早めに左車線に!

“煽られた”んじゃなく「自分が割り込んだ」のでは?急ブレーキが事故誘発も…他車の車線変更にモヤッとする瞬間
(画像=©hallucion_7/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

多くの車がスピードを出している高速道路上では、急な車線変更が重大事故の原因となるケースがあります。しかし、走っているうちに速度に慣れてしまうこともあってか、自身と相手のスピードを考えずに車線を変えようとする車も少なくないようです。

「高速のインターの出口車線に入る際、直前になって無理矢理割り込み、ブレーキを踏んでいるドライバーをよく見かけます。もっと前から左車線に車線変更しておけばいいものを、右車線をギリギリまで飛ばして、最後に慌てたように入ってくるんです。

自分としては不要なブレーキを踏む運転がスマートではないと思うので、車間距離を長めに取って運転していますが、やはり無理に入られブレーキまで踏まれては、こちらも急ブレーキ気味になってしまいます。

最近ではSNS上で『煽られた』と報告している人も多いですが、煽られたケースのなかには上のような無理な割り込みが原因になっていることもあると思います。被害を訴えることも大切だとは思いますが、煽り運転のトリガーは何だったのかを振り返ってみることも大事なのではないでしょうか」(50代男性・会社員)

煽り運転については、どのような状況であれ「煽る方が悪い」ことに間違いはないでしょう。一方で、道路上ではさまざまな性格のドライバーが運転しており、自衛のためには周りを苛立たせない意識も必要なのかもしれません。

とくに無理な割り込みは後続車のストレスにつながりやすく、また危険な状況を引き起こしかねないため、安全の面からも「余裕をもった車線変更」を意識したいところです。