“トンデモ精神科医”が増えている現状

 最近では、精神科医クリニックの医師が患者へわいせつな行為を行い逮捕された事件なども複数あり、“トンデモ精神科医”が増えているような印象も受ける。また、患者にとって良い先生が、実は良い先生ではない可能性もあるため、患者として受診する際には注意が必要である。

「患者が欲しい薬をなんでも出す先生を良い先生だと思う患者さんもいますが、向精神薬の多剤投与は危険です。精神科医の信頼度を示す基準としては、『精神科専門医』と、厚生労働省が認める『精神保健指定医』の2つの資格があります」(同)

 もちろん、資格だけで医師を判断することはできないが、少なくとも精神科医ではない精神科クリニックを避けることはできるだろう。

 人の命を救いたい、との志から医師になった人も多いはずである。医師の働き方改革によって、医師の働く環境が整備され、外科医や産婦人科医など減少している専門医が増えることを願う。

(文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)

提供元・Business Journal

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