「キャッシュレスは停電に弱い」「システムダウンでキャッシュレスが使用不可」といったニュースを見かけると、災害時にはクレジットカードが役に立たないような気がしてくる。

しかし、クレジットカードの便利な点も見逃してはならない。今回は「災害に備えてクレジットカードを作っておくべき3つの理由」を解説しよう。

理由1:現金を引き出せる

近年、銀行やコンビニでは自家発電装置を設置しているところが増えているため、災害時でもATMを使える可能性が高い。

手持ちの現金を使ってしまっても、クレジットカードがあればATMでキャッシングができるのだ。不自由な生活のなか、現金が手に入ればこれほど心強いことはない。

災害時に備えて、手持ちのクレジットカードにキャッシング枠が設定されているか確認しておこう。

理由2:紛失しても再発行ができる

クレジットカードが現金に勝るメリットは、紛失しても再発行が可能な点である。

水害や火事で現金をなくしてしまった場合、再び取り戻すのは至難の業だろう。しかしクレジットカードであれば、所定の手続きをすれば再発行が可能だ。

災害時のために現金を準備しておくことは大切だが、高額になるほど紛失したときの損失が大きい点には注意したい。