国を超えて「クルマへの想いが熱い」仲間とつながろう
2つ目は国を超えた仲間づくりです。
こちらも、映像にありましたが、昨年は台湾、フィリピン、タイでクルマのお祭りをやってもらいました。
フィリピンとタイには私自身も行ってまいりましたが、とにかく現地はクルマに対する想いが熱い!
どの国にも、自動車産業への期待があるのではないかと思います。
その期待があるからこそ、あの熱さがある…
一方、日本では期待どころか「この産業を衰退させたいんじゃないか」と思えるようなことばかり言われている気がします。
カーボンニュートラルの山の登り方は国や地域によって違います。
ただ、共通して必要なのは「クルマへの想い」なんじゃないでしょうか?
海外には熱い想いを持った仲間たちがたくさんいることがわかりました。
今年もモリゾウは、そんな仲間を探したい!そして会いに行きたいと思っています。
正直、そんな仲間に会えるとモリゾウは元気になれるんです…
今年、モリゾウは日本にどれだけいるのでしょうか…
少し話はそれますが…、タイトルがいつもと違ったのにお気づきでしょうか?
今日はGRのプレスカンファレンスではありません。モリゾウからの挨拶としました。
昨年、社長も、自工会会長も退きました。
ようやく私は“普通のクルマ好きのおじさん”に戻ることができたと思っています。
ずっとこうなれる日を夢見ていました。
オートサロンは、クルマ好きが愛車を自慢げに披露するお祭りです。
このお祭りに、普通のクルマ好きおじさんとして参加するのも、私の夢でした。
だから、社長でも会長でもなくモリゾウからの挨拶とさせてもらったという訳です。
6台の愛車も自慢げに並べさせていただきました。
ヤマハのビーノ、スズキのジムニー、レクサスLBX、そしてセンチュリーまで…相棒カローラもIQまで…
皆さんも気になっていらっしゃると思います。1台1台、語っていきたいですが、それは後ほどのトークセッションに回させてください。

エンジンにはまだまだ役割がある
昨年やってきたことの3つ目は…未来のために仲間を守ることでした。
カーボンニュートラルへはバッテリーEVだけじゃないと、3年前から水素エンジンにも取り組んできました。
昨年は、液体水素に挑戦したり、ル・マンで走らせたり…なぜ、ここに力を尽くしてきたか?
それは、仲間と一緒じゃないと未来を作っていけないからです。
550万人の中にはエンジンの部品を作っている仲間たちもたくさんいます。
日本を支え、これからの日本を強くしていく技を持った人たちです。
この人たちを失ってはいけません。
ですが、エンジンに携わる人たちは、最近、銀行からお金を貸してもらえないこともあるそうです。
そんなこと、絶対にあってはならない…、なんとかしていきたいと思いました。
そこで、モリゾウは、トヨタに、あるお願いをしました。
カーボンニュートラルに向けた現実的な手段として、エンジンにはまだまだ役割がある!
だから、エンジン技術にもっと磨きをかけよう!そういうプロジェクトを立ち上げよう!
佐藤社長以下、経営メンバーたちも、その提案に共感してくれて、新たにエンジン開発を進めていくプロジェクトが、トヨタの中で動き出しました。
この時代にエンジン?逆行しているように聞こえるかもしれませんが、決して、そんなことはありません。
未来にむけて必要なんです。
エンジンを作ってきた皆さん、エンジンを作り続けましょう!
これからもみんなの力が必要なんです!今までやってきたあなた達の仕事を絶対に無駄にはしない!
仲間たちに、この声がしっかり届いてほしいと思います。
ただ…トヨタは大企業…、まだまだ時間かかってしまうかもしれません。
ご期待いただければと思います。
私みたいに、エンジン大好き!あの音と匂いがたまらない!という人がいます…
バッテリーEVがいいなという人もいます…
今はハイブリッドだという人もいます…
プラグインもあります…、水素もあります…
動力はなんでもいいんです!
真実はいつもひとつ。敵は炭素ということだけです!
その上で…とにかくクルマが好きという皆さんに、私は伝えたい!
未来はみんなで作るもの!
私はクルマ好きの皆さんと一緒に未来を作っていきたい!
皆さん一緒に未来を作っていきましょう!
ありがとうございました。
