
今こそ、笑顔で「ありがとう」と言い合おう
東京オートサロン2024(TAS2024)のプレスデーで、トヨタは豊田章男会長(モリゾウ)自らが「モリゾウからの新年のご挨拶」を行った。クルマ好きが集うTAS2024の場でのメッセージは、「未来の仲間をつくること」「国をこえた仲間つくり」そして「未来のために仲間を守ること」の3点がテーマだった。このうち「仲間を守る」は、エンジンに関わる技術者たちを指していた。豊田会長(モリゾウ)は「カーボンニュートラルに向けた現実的な手段としてエンジンには、まだまだ未来がある」と発言。クルマ好きに勇気を与えた。その「新年の挨拶」をご紹介しよう。
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おはようございます。モリゾウです。本年もよろしくお願いいたします。
まずは、能登半島で発生した大地震ならびに飛行機事故により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
元旦に、富士スピードウェイで初日の出を見て、ニューイヤー駅伝の優勝に喜んだのも束の間、大地震により深い悲しみからスタートする2024年となりました。
13年前、東日本大震災の時、被災地の方から掛けられた言葉があります。
「元気な地域や会社の人たちが被災した地域の分まで頑張って日本を支えてください」
今の日本には“クルマを動かす550万人”のたくましい現場があります。被災された方々が、一日も早く、日常と笑顔を取り戻せるよう、550万人の仲間とともに、モリゾウ自身も動いてまいります。
今こそ、対立や分断、争いや誹謗中傷をやめて、お互いに助け合い、笑顔で「ありがとう」と言い合う。そんな大人の姿を見せる時だと、モリゾウは思っております。

未来の仲間を作ることが大切
オートサロンは、クルマ好きが、クルマを囲んで笑顔に包まれるお祭りです。
ここで生まれた笑顔は、自動車産業の元気に繋がってまいります。
その元気を、今年も日本全体の元気に繋げていきたい…
本日は、そんな想いで、新年のご挨拶をさせていただければと思います。
こちらの映像をご覧ください。
「クルマ好きの皆さん!一緒に未来を作りましょう!」
この言葉とともにモリゾウは動き続けています。
クルマ好きだからこそ未来を作っていける…
クルマを楽しみたい気持ちがあるから色んな技術に挑戦したくなる…
モリゾウは本気で、そう思っています。
だから、2023年、1年かけてモリゾウがやってきたことは3つ!
1つ目は未来の仲間をつくること。
昨年、未来の主役である子どもたちに「クルマって楽しい」を感じてもらいました。
グラウンドで感じた音や匂いや土煙が「楽しい」という記憶になっていれば大成功です。
クルマに乗った子供達の笑顔を見ていると、きっと成功だったんだろうと思っています。
今年もモリゾウは全国のレースやラリーに出ます。
行った先で、また、小学校に寄らせていただけたら…と考えております。
全国の小学校にグローブは届けられませんが、「楽しいクルマの記憶」を少しでもお届けできればと思っております。
