「現状に満足」は男性で63%、女性で47%
調査対象者のうち現在仕事をしている人に、現在の家事・育児分担と仕事の両立についての満足度を尋ねたところ、「とても満足」(22%)と「どちらかといえば満足」(33%)を合わせた割合は55%だった。男女別でみると、男性では63%、女性では47%となり、男女で16ポイントの開きがある。

「満足」は全体で5割超も男女では16ポイントの開きが(画像=『BCN+R』より 引用)
現在の家事・育児分担と仕事の両立についての満足度を、それぞれの分担割合ごとでみると、「満足」は「女性7割、男性3割」(22%)、「不満」(「どちらかといえば不満」と「とても不満」の合計)は「女性9割、男性1割」(35%)が最多となった。

「満足」は「女性7割、男性3割」、「不満」は「女性9割、男性1割」が最多に(画像=『BCN+R』より 引用)
現在の家事・育児分担と仕事の両立について「不満」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「パートナーだけが仕事に集中できているため」「パートナーに家事・育児スキルがないため」(どちらも42%)が上位となっている。
同じく、現在の家事・育児分担と仕事の両立について「不満」と答えた人に、不満を感じたエピソードを尋ねた回答は次の通り。
「パートナーが激務のため、家事をやることはない。私も正社員で働いていたが、家事を全て担わなければならず、退職して専業主婦にならざるを得なかった」「子どもが産まれても、ライフスタイルが変わるのはいつも女性ばかりだと感じる。仕事を変えたり、子どもの送迎、体調不良の時の対応など」「仕事の拘束時間上、妻に家事を任せることが多い。明らかに仕事より家事の方がきついし、評価もされない。自分の方が楽をしているというジレンマがある」といった回答が寄せられた。
「男女格差はなくすべき」が52%
日本の「家事・育児分担」における男女格差について、どう思うかを尋ねた質問では、「男女格差はなくすべき」が52%、「ある程度の男女格差は仕方がない」が37%となっている。

「ある程度の男女格差は仕方がない」も4割近くに(画像=『BCN+R』より 引用)
日本の「家事・育児分担」における男女格差についての自身の考えの背景としては、「男女格差はなくすべき」と答えた人からは「昔と比べると徐々によくなっているとは思う。育児をしている女性の負担はまだまだ減らせてないと思うが、急に変わるものではないので継続して改善していくべき」「出産できるのが女性だけなので、仕方ないのかもしれないが、やはり家事育児がもう少し自分ごととして考えてほしい。親世代が母親が家事育児全般やりすぎてしまっている影響を強く感じるし、ドラマでも母親像が強すぎる」といった意見が寄せられた。
一方、「ある程度の男女格差は仕方がない」と答えた人からは、「家計を担うのか家庭を担うのか役割分担としてしっかり相互理解されているならば、どちらかが家事・育児ばかり、仕事ばかりというのは仕方ない。ただ、勤務先などの外側から『女は家庭を、男は仕事を』と決めつけて仕事したい女性や育児をしたい男性の機会を奪うのは性差別であり、なくすべき格差だと思う」「そもそも性別が違うので、育児においての立ち位置や役割など、すべての格差をなくすというのは難しいと思う。しかし、どちらでも対応できる家事などは分担して負担の格差をなくす働きかけはする必要があると思う」といった意見が寄せられている。
そのほか「男女格差があるのは当然だ」と答えた人からは、「なくすべきだとは全力で思うが、古い考え方の人が日本の大半を占めているとなんとなく感じる。そもそもそういった考え方の世代、かつ男性ばかりで政治をしているため、国が変わらないのも当然な気がする。30年後には変わってくれると信じたい」「家事・育児を『手伝っている』という考えであれば、いつまでも格差があるままだと思う」といった意見が寄せられた。
提供元・BCN+R
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