そろそろ真冬の釣りが本当に厳しくなってきた。筆者の住む大阪では、現在の気温が0℃で、体感温度はマイナスになる。この寒波が襲ってくる前に、数日間昼の気温が14℃に迫る日が続き、水温が微上昇した。12.3℃と水風呂相当の海だが、アジをモノにすることができた。真冬の釣りの攻略の参考にしていただけたらと思う。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
連日の小春日和で水温上昇
釣行日は1月22日。日中の気温が12℃で、私が釣る20時までに9℃まで下がる。その数日前から14℃くらいの小春日和が続いており、水温を見ていると、もうすぐで13℃にも達しそうな勢いだった。中潮で日没から緩慢な下げと、アジングには悪くない状況だ。
この前の釣りでメバル1尾と、もはや厳冬期のストップフィッシングを覚悟したので、釣りやめた気分ではあった。しかし、どうだろう?まだ釣れるんじゃないか、と思った。何せ今年はアジが例年になく良い年だ。
ということで、泉大津の方まで行ってみることにした。
時合いは1時間
タックルはベーシックな5.7ftアジングロッドに1000番スピニング、エステルの0.25号。豆アジしかいないので、専用ヘッドを使っていく。それにしても今年は20cm以下の豆アジが本当によく釣れる。専用のタックルとワーム&ヘッドケースを作ろうかな?
日没後、1時間ほどはノーアタリ。しかし場所を刻んで見ていって、やっとかすかなアタリが出たタイミングを摑めたのは収穫だった。最初の一尾は、足元でシェイクして、回収しようと巻き上げた瞬間のリアクションバイト。19時、ぴったり。
よっし。ほら、釣れただろ、と笑う。まだ今年が始まって早々ボウズはしたくないので、まず1尾釣れたのはよかった。ただ、ここで、少し寒さが気になり始めた。もっと暖かいかと思って厚着してきたくらいなのだが、それでも寒い。
心頭滅却。風が出てくるのは1時間後の予報なので、それまでと気を引き締めて釣る。足元のレンジで30カウント、小さいバイトが出る。もぞもぞしたバイトは巻き合わせ、突くバイトにはしっかりとアワセを入れると、もう3尾ひねり出せた。ほとんど底ベタ。真冬のアジのレンジだ。
すべて同じワームに魚が来る。面白いくらい水色が効く。別のカラーも試したが、バラシてしまったり、アタリだけで終わったりと、何か合わない。もっとアジの数がいるならそれでも別のカラーを使ってみるが、今回は寒さの中の短期決戦で水色オンリーと割り切った。