常識を覆す激短ネクタイ

セッティング時に、船長に短いネクタイが良いと言われ、それをZさんに伝えると、なんと……(笑)。選んだのはカリータイプの細い赤金・オレブラで短い物……、明らかにハリの上にネクタイがあります。

新潟沖タイラバ釣行で40cm超え良型アマダイ9尾【光海丸】激短ネクタイがキモ?激短ネクタイ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

いや……、と笑ってしまいましたが、Zさん「短い、言うから」と苦笑い。ですが、この通称デタラメネクタイ(笑)が、威力を発揮するのです。

タックル

チチワ「輪っか」を50cmほど作り、そこにタイラバのHEADとハリを通し接続するだけです。スカートの有無はもちろん自由ですが、船長お勧めは無との事です。

新潟沖タイラバ釣行で40cm超え良型アマダイ9尾【光海丸】激短ネクタイがキモ?アマラバタックル(作図:TSURINEWSライター荒木清)

 

 

アマラバ釣法とは?

タイラバ釣法とは少し違い、アマラバは底付近「1m・2m位」を狙います。巻きスピードなどは、速くても1秒間に1回転や3秒で1回転、潮の流れの速さでも変えます。潮が早い場合は、もう少し遅め「イメージ的には底30cmを引きずる感じ」。逆に緩い場合は、少し早めに1から2m上げ反応なければ、5m上げ即落とす「違うポイントにタイラバを落とす事と砂煙が目的です」。

新潟沖タイラバ釣行で40cm超え良型アマダイ9尾【光海丸】激短ネクタイがキモ?光海丸でアマダイキャッチ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

潮が全然流れていないようなら、スピニングで軽くキャストし、幅広く狙うのもアリです。やり方はベイトと同様で底に着いたら1mから2m上げ、落とします。潮が動き始め、底取りが出来ない、やりづらいなどを感じたら、バーチカルが出来るベイトセッティングをお勧め致します。スピニングをやる際などは、船長にOKをもらい、回りの方に迷惑にならないようお願いします。

開始1時間からZさんにメガ登場

8:30に船を出て、ポイントに9時くらいに着き開始します。波のウネリと、風がアングラー達を襲います。竿先を見ていると船酔いしそうなほどウネリがあり、途中色んな所を見ながらの釣りです。酔ってしまったら、アウトなので(笑)。Zさんは朝一エソで不機嫌です(笑)。自分は手の感覚だけを頼りに、自分はデットスローで攻めます。

一緒だと面白くないので、Zさんは1秒間1回転でやってもらいます。早い巻きがいいのか?遅めの巻がいいのか……、HEADやネクタイは……等。釣りは特に、状況を把握するのに、いくつかのスタイルやお客さんなどと、情報の共有が大事です。そんな中、Zさんの竿を見ると竿先が叩かれています。タナは?と聞くと「上げてすぐだよ」との事なので、アマダイじゃないかとカメラを片手に見ているとデカイ白い物が(笑)。

新潟沖タイラバ釣行で40cm超え良型アマダイ9尾【光海丸】激短ネクタイがキモ?良型アマダイ浮上(提供:TSURINEWSライター荒木清)

なになに?と二人で見ていると、ピンク色の綺麗な魚体がボコっと浮上。唖然としていた自分に、Zさん「タモ!タモ!」と叫びます。ふと我に返り、タモですくうとそのデカさが明らかに!なんと測ると48cmの大型アマダイです。船長もビックリ(笑)、「良かったね~」と船長。