映画『ロッキー』のアポロ・クリード役で知られるカール・ウェザースさんが死去した。76歳だった。

Deadlineによると、遺族は声明で「カール・ウェザースの逝去を報告することを、深く悲しんでいます」と発表。「彼は2024年2月1日の木曜日、眠っている間に平和に亡くなりました。カールは類い稀な人生を送った、傑出した人物でした。彼は映画、テレビ、アート、スポーツに与えた功績を通じて、消えることのない足跡を残し、世界中、そして世代を超えて認められる存在でした。最愛の兄弟であり、父、祖父、夫、そして友人でした」と述べた。

ウェザースさんは、1976年に第一作がリリースされ、アカデミー作品賞などを受賞した『ロッキー』シリーズのほか、アダム・サンドラー主演のコメディ映画『俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル(1996) 』でチャップス・ピーターソン役を好演。『プレデター(1987)』でアーノルド・シュワルツェネッガーとも共演した。ディズニープラスで配信の『マンダロリアン』、「シカゴ・ジャスティス(2017)」、「シカゴ P.D.」といったドラマシリーズなど、50年におよぶキャリアで75作品以上に出演した。

ニューヨークタイムズによると、俳優になる前はプロのアメフト選手で、1970年から1971年までオークランド・レイダースのラインバッカーを務め、その後カナダのフットボールリーグでプレーしたことがあった。