東京のみどりを壊す伐採女帝“グリーン”施策
神宮外苑再開発、葛西臨海水族園の再整備に伴う樹木伐採は東京だけではなく、全国的に批判が殺到し、伐採延期され都環境評価審議会へ事業者から計画変更届が出される異例の事態となっております。 伐採を推進した張本人である小池知事は、汚名返上か詭弁を弄すためなのか「東京グリーンビズ」を標ぼうし「まもる」ツリーバンク「育てる」グリーンビス・ムーブメント「活かす」グリーンインフラを打ち出し、「みどりと生きるまちづくり」は779億円です。
切って植えるのではなくて、今ある「みどりと生きる」ことを都民は望んでいるのです。
中でも保全地域の公有化(20億円)ですが、都が所有したとたん葛西臨海水族園のようにPFIにして事実上の民間払い下げを行い、自然を壊してレジャーランド化されるのではないかと危惧をするものです。
不可欠な施策にこそ税の投入をすべしまた、中高年就職支援プラチナ・キャリアセンターと働く女性への総合サポート事業の拠点開設、結婚支援マッチング事業等、わざわざ新たに都が着手する必要性を感じない国や区市の二重三重行政も複数あることを指摘させて頂きます。
「誰一人取り残さない社会の実現」は困難を抱える子どもから若者のを支援するとして402億円となっており、ヤングケアラー、不登校、トー横に集まる生きづらさを抱える若年世代対策は重要であり、こちらについては、より手厚い事業や予算を講じて欲しいところです。
子育て支援策には総額5,633億円です。前述した私学へ通う生徒保護者への常行良支援は681億円となっておりますが、私学の無償化に向けては今後より丁寧な議論を政府と共に行って頂きたいものです。 防災対策には7,609億円でありますが、東部低地帯江戸川区選出都議としては浸水対策についての対策強化については評価をするものであり、こうした地道な事業を主体的に行うことこそが都政の要と考えるものです。
お姐総括!今回も新規事業は過去最多となっております。上田が初当選して初めての平成25年度予算では800億円でも驚愕しておりましたが、現在3倍となっております。
今回も都知事選を意識した目新しい耳心地のよい事業が満載です。小池知事が所信表明で歴代知事の財政運営を「溢れんばかりの贅肉を付けた予算」と激しく批判してから8年。
バラマキをすれば都民は喜び追随してくると考えているのでしょうが、神宮外苑問題を見ればかかるように、「都民ファースト」と口にするだけで失笑を禁じえず、徐々に都民の小池都政を見つめる瞳は冷めてきていること知事は自覚すべきです。
DX推進に邁進するのは良いとしても、今般予算は知事選直前のバラマキ・デラックス推進予算と断罪し、己の政治生命ファーストの道具に都政と都民の貴重な税金を使うことを断じて許さない!と地域政党自由を守る会は強い疑義を呈し、徹底的な是正を求めるものです。
【緊急出版!『メガソーラーが日本を救うの大嘘』】 「テレビ・新聞の最凶タブー!太陽光発電で環境破壊が進みつつある恐るべき事実」杉山 大志 (編集), 川口 マーン惠美 (著), 掛谷 英紀 (著), 有馬 純 (著)
お姐も第一章「義務化強行の“暴挙”に出た小池都政が「太陽光パネルファースト」に固執する理由とは?」(71P)にて執筆しています!必読!
編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2024年2月1日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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