季節は冬になり、北風が冷たく釣りには辛い季節だ。この寒い時期はオフシーズン、というアングラーも多いのではないだろうか。今回は、オフシーズンだからこそやっておきたい事を紹介しよう。

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釣り人は寒い時期はどう過ごす?【オフシーズンにやっておきたいこと4選】

在庫補充

シーズン中、よく釣れている獲物用の釣具はどうしても品薄になる上、価格も上がりやすい。そこで、時期が外れるオフシーズンの間に補充しておこう。在庫入れ替えセールなどを狙えば、お得に入手できるはずだ。

市販仕掛け

著者の住む兵庫県では、毎年9月~10月のカワハギ・タチウオシーズンになると市販仕掛けの類が一気に品薄になる。これは愛好家が多いだけでなく、どちらも消耗の激しい釣りだからだと考えられる。

釣り人は寒い時期はどう過ごす?【オフシーズンにやっておきたいこと4選】よく釣れるテンヤの有無は死活問題になる(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

市販仕掛け愛用者は、オフシーズンの間にいくつか手に入れておくといいだろう。ただし購入した仕掛けは、紫外線が当たらず、湿度が低い場所で保管したいところだ。

針やオモリ

上記市販仕掛けと同様、ナスオモリの4号や5号、カワハギ針、タチウオテンヤといった小物も品薄になり、入手できなくなることが多い。シーズン中に使用する可能性が高いなら、多めに在庫を補充しておこう。

釣り人は寒い時期はどう過ごす?【オフシーズンにやっておきたいこと4選】在庫は豊富にあると安心(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

渓流用品

著者は渓流釣りをメインの釣りとしているのだが、毎年解禁日前後は愛用の釣り針・ラインが一気に品薄になる。このような「解禁日」がある釣りを楽しむ場合、その前後は品薄になることを留意しておきたい。

釣り道具の手入れ

釣行後に毎回行っているのならば特に問題はないが、長期間(一か月以上)使用しないのであれば、より丁寧なメンテナンスを施しておきたい。

ロッド

ガイド周辺を入念に真水で洗い、汚れの度合いによっては中性洗剤(台所洗剤)を真水で薄めた液で洗浄しておく。その後しっかりと陰干しして、ロッドケースに入れて収納しておこう。もしガイド内側のリングがサビにより取れてしまった・割れてしまった場合は、釣具店で修理が可能なケースもある。販売店や取り扱い店で確認すると良いだろう。延べ竿の場合は1節ずつ取り出して、それぞれを真水で洗浄して乾かしておきたい。

リール

リールの性能にもよるが、一般的にはドラグをきっちり締めた後、ラインの部分を真水で洗い流すと良い。また、ラインが通過するラインローラー部は、綿棒等を用いて丁寧にケアしておこう。さらには、なめらかな挙動のためにリール用メンテナンスオイルを使用しても良いが、異音がする場合は釣具店へ持参したい。素人のオーバーホール(分解)は大変危険なので、正しい知識が無い場合はやめておいた方が無難だ。また、リールに巻いているラインは定期的に取り換えておくと安心だ。

靴類

水没する釣具であるウェーダーやウェーディングシューズ、長靴は、しっかりと真水で洗浄してから、陰干しして乾かしておこう。

ウキや水中ライト

意外と忘れがちなのが、ウキや水中ライト。特に電池を使用する電気ウキやライト類は、電池を入れっぱなしにしておくと内部で固着し、最悪の場合破損してしまう。必ず電池を抜き去り、真水で洗浄して、陰干しするようにしよう。

釣り人は寒い時期はどう過ごす?【オフシーズンにやっておきたいこと4選】電池が溶けてダメになった電気ウキ(左)(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

ルアー

真水による洗浄・乾燥だけでなく、スプリットリングの緩み・サビ具合、フックの鋭さ等も確認しておこう。サビが目立つ・フックの先端が鈍っている場合は、交換まで済ませておくと良い。また、ワームは高温になる場所に放置すると溶けてしまう可能性があるので、涼しい場所で保管しよう。液に浸ったタイプは、念のためジッパー付きの保存袋や瓶で保存すると安心だ。