18位:湘南ベルマーレ
計33点
- 監督:6点
- GKDF:6点
- MF:7点
- FW:5点
- 継続性:9点
リーグ屈指のストライカーへと成長したFW大橋祐紀のサンフレッチェ広島移籍を止められなかった湘南ベルマーレ。チーム全体の人数も少なくなっているなか、タイプとしては大橋に近い新エース候補のFWルキアンに期待がかかる。
得点増という点では、ジュビロ磐田でルキアンと共闘したMF鈴木雄斗の獲得は大きい。その他は主力の移籍、即戦力の加入ともに少なく継続路線を採ったといえる。
クラブとして監督を信じ、目指すサッカーにブレがないことは素晴らしいが、昨季は目標に及ばない時期が続き選手起用に迷いがみられた。
また、主力にベテランが多く、将来のことを考えるとGKソン・ボムグンやDF杉岡大暉、MF田中聡、MF平岡大陽らに加え、さらなる若手の突き上げに期待したい。
17位:ガンバ大阪
計33点
- 監督:6点
- GKDF:7点
- MF:8点
- FW:6点
- 継続性:6点
ダニエル・ポヤトス監督が続投となった昨季16位のガンバ大阪。監督の問題以上に、クラブとして明確な方向性が見えてこないことが気になる。
昨季はDF半田陸やDF黒川圭介、MFダワン、MFファン・アラーノなどが一定の活躍を見せたものの、FW宇佐美貴史やMF倉田秋などチームを長きにわたって支えてきた選手たちは力を出し切れなかった。
新加入選手では名古屋グランパスからDF中谷進之介、柏レイソルからMF山田康太、セレッソ大阪からMF鈴木徳真、清水エスパルスからMF岸本武流、横浜FCからFW山下諒也など、それぞれのクラブで出場機会を得ていた即戦力候補を多く加えたが、上位を争うには決め手を欠く印象。
指揮官が目指すサッカーの完成と、守備の安定を両立できるだろうか。
16位:京都サンガ
計34点
- 監督:7点
- GKDF:6点
- MF:7点
- FW:7点
- 継続性:7点
リーグ13位で、J1復帰後2年目のシーズンを終えた京都サンガ。湘南ベルマーレ時代にJ1での実績があった曺貴裁監督は、現実を見ながら徐々にJ1仕様のチームに仕上げてきた。
昨季は不安定感こそあったが選手たちは着実に成長。なかでも、MF川﨑颯太やMF武田将平らを擁する中盤は見劣りしないものとなった。また、清水エスパルスから新加入のセンターバックDF鈴木義宜はJ1でも間違いのない選手。やや不安定だった守備陣の軸となることが期待される。
前線は昨季10得点のFW豊川雄太と7得点のFW原大智に、オーストラリアで得点を重ねた新加入のFWマルコ・トゥーリオ(セントラルコースト・マリナーズから移籍)がどれだけ融合できるか注目したい。