最高裁は、国境警備に関しては連邦政府が最高権力者であるとの見解にたち、T連邦政府の国境警備隊の活動をTX州は妨げられないと判決をだした。シンプルな話である。

2024年1月24日 アボット知事は米最高裁の判決を不服とする。

合衆国憲法第4章4条「合衆国は、この連邦内のすべての州に対し共和政体を保障し、侵略に対し各州を防衛する」の義務を現在の連邦政府は果たしていないとアボット知事は主張。また、合衆国憲法 第1章第10条第3項に「 州は、連邦議会の同意なしに、トン税を課し、平時に軍隊または軍艦を保持※7」と自衛権を明確に保有していることを根拠にTX州国境を守るために活動を続けると宣言※8。

→要は、最高裁の見解を無視してTX州の自衛権を主張して移民流入を防いでいく宣言を出したということだ。

2024年1月25日以降 ・25州の共和党知事が、 TX州の主権を守るためのあらゆる法的正当性があるとして支持※9 ・ジョンソン下院議長もアボット知事を支持すると宣言※10 ・トランプ前大統領はバイデン政権に反抗するTX州とアボット知事を称賛。トランプ前大統領は自分が2024年大統領選に当選したら、不法移民を食い止めるためにTX州にあらゆる支援を行うと宣言。