テーマは「椎の木湖フライデーオープンに挑戦」。今回、優勝の決め手となったのは竿替えだが、それ以外にもエサ使いなど影の立役者も見逃せない部分だろう。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【椎の木湖フライデーオープンに挑戦#4】

段階的に竿を短くした

前回の時系列で一目瞭然だけど、結局は竿を段階的に短くしたことが、結果的には優勝につながったと見て間違いないよね。つまりはタナってことだけど。

吉田康雄

「そうだと思いますしこの展開はある程度予想がついてましたので、準備もしっかりしておきました」

 

時間経過とともにタナが浅くなると予想してたわけね?

吉田康雄

「はい!」

 

8尺と言うのは極端なような気がするけど?

吉田康雄

「そんなことはないですよ。とくに午後はその傾向が強くなるので規定最短ロッドも準備しておきました」

 

具体的には何本用意したの?

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【椎の木湖フライデーオープンに挑戦#4】椎の木湖でのヒットシーン(提供:週刊へらニュース編集部 関口)
吉田康雄

「ウキ調整も含めて竿は8~18尺まで1.5尺飛びで準備しました。ただ判断に迷ったのがスタートの竿ですね」

 

なるほど。朝イチ何尺から始めるかだね。

吉田康雄

「はい。あの日は15尺から入りましたが13尺前後にしようか、実のところかなり迷いました」

 

隣をチラチラ見ていたよね(笑)。

吉田康雄

「あれ?気づいてました。隣の方が13尺チョウチンだったので、ケンカ(魚の取り合い)になるかもしれないという思いも実はありました。なお左隣は両グル底釣りの関口さんだったので、対象外だったのは幸いだったんですけどね(笑)」

 

オレが横にいなかったら、キミは優勝してなかったかもね(笑)。感謝してくれよな。

エサ使いは?

ところでエサ使いは竿の長さに関係なく常に抜きセットだったよね?

吉田康雄

「はい。基本はそうですが、正直抜き方はいろいろ探りました。いったんは沈没気味に入れて一気に抜いたり、まったくナジミをいれなかったりとさまざまです」

 

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【椎の木湖フライデーオープンに挑戦#4】ツブツブチックなバラケ(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

でも、深ナジミさせてチリチリ開かせるみたいなバラケ使いではなかったよね。

吉田康雄

「そうですね。そもそもが粒戦多めのバラケなので、そういう感じにはなりません」

 

ブレンドに粒戦が入りさらに別ボウルに粒戦だけを溶いて、それを追い足していくお得意のエサ使いだね?

吉田康雄

「はい。抜きチョウチンはもはやこれって感じで、ほぼどこでも愛用してます」