あとは人間の体力次第
冬の釣りはどんな釣り物でも人間の体力次第といえるだろう。夏とはまた別の意味で体力と精神力が削られてしまう。アタリが出ないアジングほど辛気臭い釣りはなくて、おまけに低活性で外れやすいと、もはや無意味な精神修行に感じられて泣きが入る。ここからは釣り人の忍耐が問われるシーズンとなるだろう。忍耐から何か教訓を得る人もいるかもしれないが。
「寒いと、暑いのとは別の意味で体力・精神力が削られる」と言ったが、自分自身、釣り以外のことでも最近それを痛感した。自室の暖房をつけていると、空気の乾燥で鼻がぐずぐずして、ほとんど窒息しながら眠れない日々を送っていたのだ。「ただの乾燥ですよ」と嗤っていると、人に「医者に行け」と咎められて、仕方なく受診すると処方された漢方で5分後に症状が止まった。無理をする必要や、まして健康維持を怠ける必要なんて、何もないのだ。これもみなさんの釣りの参考になるだろうか?
<井上海生/TSURINEWSライター>