記録するべき釣果に関する項目4つ
最後に、要とも言える実際の釣果の記録方法について見ていこう。
全体釣果
当日の釣果全てを記録しておきたい。本命の数・サイズは当然として、外道の種類・数・サイズ辺りも必須と言えるだろう。例えば、「メバル釣りで外道のアジ(20cmクラス)が多数釣れた」といったことがあれば、次はそのアジを本命として狙いに行くのもいいし、エサ盗りの種類を確認することで、その時の海の中の状況をある程度把握出来るからだ。(例:フグが多い→まだ水温が高い等)
小物/数
アジやメバルといった魚であれば、どれくらいのサイズ・数が釣れたか、釣れる頻度はどれくらいのペースだったか、といった情報を記載しておくといい。回遊魚であれば纏まって釣れる時間(時合い)を掴みやすくなるし、投入点を変えてサイズアップした場合、次からはその場所を狙うことで、もっと効率よく良型をゲットできるはずだ。
大物や変わった獲物
本命だけでなく、「これは!」といった大物や変わった獲物が釣れた場合、情報を細かく記載しておく事をオススメする。似たような状況に遭遇した時、同じ釣り方でまた大物に出会えるかもしれないからだ。
ヒットタイム/状況
こちらは、潮の流れがある海釣りにおいて特に重要となる項目。タナや時間帯、潮汐との関係(潮止まり/満ち始めなど)は必須と言えるだろう。ソルトルアーであれば、ベイトの状況やナブラの有無なども細かく記載しておきたい。
記録は無理のない範囲で継続していこう
著者は釣りを始めて2年目の頃から現在に至るまで、25年以上釣行記録をつけている。小・中学生の頃はノートに手書きしていたが、高校時代からはエクセルやワードに代わり、現在はブログ+手書きメモ+スマホのメモといった形で継続中だ。
その成果もあり、今となっては近隣釣り場の大まかな釣果予想・釣れ始め予想まで立てられるようになり、実に効率よく釣りを楽しめている。
さらに、10年ほど前と比べると良型を手に出来る確率が圧倒的に上がったように思う。釣行記録というのは、後に見返す時も非常に楽しいものなので、新年の初釣りから釣行記録をつけてみてはいかがだろうか。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>