読者の皆様は釣行前、何を参考に行先・釣りものを決めているだろうか。当TSURINEWSのような情報媒体の他、他アングラーのブログやSNS、と答える方も多いかもしれない。だがもしも、過去の自分の記録が役立つとしたらどうだろうか?海釣りをもっと楽しむために。より釣果を得るためにオススメしたい、著者流釣行記録の付け方を紹介しよう。今回は海釣り編だ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
記録するべき外的要因4つ
まずは、釣行当日の外的要因からみていこう。
天気
空模様である晴れ・曇り・雨・雪の他、風の強さや波の高さを記録しておこう。これは、当日の天気予報をスマホで確認した際にスクショしておくと便利だ。さらに細かく記録するなら、ヒットしたタイミングの天気や風速も併せて記載したい。
気温と水温
可能であれば最高気温~最低気温まで記載したいが、ざっくり「この時期にしては暑かった」といった肌感でも良い。水温に関しては水温計を持参しても良いし、近隣にある釣り施設のHP等で公開されている水温情報を参考にしても良いだろう。
釣行場所
こちらは、大まかな釣行場所を記録しておく。例えば、「アジュール舞子」「大蔵海岸」「的形遊漁センター」といった地名・施設名が該当する。
潮汐
海釣りなら潮汐記録は必須だ。満潮・干潮の時間、大潮か中潮かといった潮周りの他、実際に釣り場で感じた潮の流れも記録しておきたい。これは、潮汐表の潮止まりタイムと実際の潮止まり時間が違っていたり、(潮汐表の)潮止まりの時間でも、潮がゴウゴウ流れる釣り場があったりするからだ。
記録すべき内容に関する項目5つ
次に、釣行時に使用したタックルやポイントなど、釣行内容の書き方を見ていこう。
実釣したポイント
釣り媒体のプロライターといった職を除き、ブログやSNSで釣行記録をつける場合は、場所名(アジュール舞子など)以外は場荒れ防止/マナーを考慮して、詳細は伏せた方が良い。他人には見せない自分だけのマル秘ノートに記載するなら、「東側の角」や「堤防のカーブ付近外向き」といった情報を詳しく書いておくといいだろう。
ポイントの様子
「水面には小魚の群れが見えた」や「堤防の際には海藻がビッシリ」といった具合に、目で見て確認できる内容を記録しておこう。こうすることで、釣果と結びついた時に「海藻がビッシリ=隠れ家・エサが豊富だったから入れ食いになったかも」といった情報を得ることが出来、次回以降別のポイントを訪れた際にも考え方を応用できるようになるのだ。
使用タックル
名手と呼ばれるアングラーは、使用する道具にもそれ相応の理由を持っている。ロッド/リール、道糸/幹糸/ハリスorリーダーの号数や材質、ウキやオモリの号数、針(フック)サイズなどを記載しよう。また、良型を仕留めた時・束釣りができた時は、「なぜこのタックルを選んだのか」といった理由も付け足しておくといいだろう。
使用餌/ルアー
餌釣り師であれば「シラサエビ2杯」や「アオイソメ700円分」など、釣り場に持ち込んだエサ全てを記録しておく。ルアーアングラーなら「〇〇社の□□、何g、~カラー」というように、ルアーの型番やスペック・ウエイトを記録したい。ワームなら、リグの種類も記載しておこう。
周囲のアングラー
周囲にどれくらい(人数が)いたか、何(魚種)狙いのアングラーがいたか、何が釣れていたか等を記録しておく。周囲にも目を光らせておくことで、「サビキでイワシが釣れていた→イワシカラーのミノーでブリが釣れるかも」や、「エビ撒き釣り、自分は釣れていないが5m隣は釣れている→その場所にブレイク(障害物)がある、タナ(ウキ下)が違う」といった可能性を考慮できるようになる。