7位:ガンバ大阪
移籍・加入による戦力評価:B
主な移籍選手(OUT)
- GK谷晃生(町田ゼルビアへ期限付き移籍)
- DF佐藤瑶大(浦和レッズへ完全移籍)
- DFクォン・ギョンウォン(契約満了に伴い退団)※去就未定
- DF髙尾瑠(北海道コンサドーレ札幌へ完全移籍)
- MF山本悠樹(川崎フロンターレへ完全移籍)
- FW山見大登(東京ヴェルディへ期限付き移籍)
- FW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札へ期限付き移籍)
主な加入選手(IN)
- GK一森純(横浜F・マリノスから復帰)
- DF中谷進之介(名古屋グランパスから完全移籍)
- DF松田陸(セレッソ大阪から完全移籍)
- DF中野伸哉(サガン鳥栖から完全移籍)
- MF鈴木徳真(セレッソ大阪から完全移籍)
- MF山田康太(柏レイソルから完全移籍)
- MF岸本武流(清水エスパルスから完全移籍)
- FW山下諒也(横浜FCから完全移籍)
7位は、2022シーズンの上位成績(2位)を最後に2桁順位が続いているガンバ大阪。順位の下降を止め再び上位争いに加わるため今冬の移籍市場では大きな動きが発生。15人が移籍、13人が加入した。経験十分な即戦力候補たちを各ポジションに満遍なく獲得している。
GKにはリーグ2位の横浜F・マリノスからレギュラーだった一森純を呼び戻し、不安定だった守備陣には名古屋グランパスからDF中谷進之介、サガン鳥栖からDF中野伸哉らを獲得。中盤にはセレッソ大阪からMF鈴木徳真、前線には柏レイソルからMF山田康太、横浜FCからFW山下諒也などを獲得した。
経験ある中堅の選手たちを数多く獲得した一方で、一部主力の移籍もあった。最大の懸念材料は、4アシストを記録したMF山本悠樹の流出。ダニエル・ポヤトス監督も高く評価していた主力の移籍は驚きだった。GK谷晃生やDF佐藤瑶大、DFクォン・ギョンウォン、DF髙尾瑠といった準主力も新たな地に活躍の場を求めたが、全体としては戦力アップと言えるだろう。あとは、続投となったポヤトス監督の戦術にフィットするかが焦点となる。
6位:横浜F・マリノス
移籍・加入による戦力評価:B
主な移籍選手(OUT)
- GK一森純(ガンバ大阪へ復帰)
- GKオビ・パウエル・オビンナ(ヴィッセル神戸へ完全移籍)
- FW杉本健勇(ジュビロ磐田へ復帰)
主な加入選手(IN)
- GKポープ・ウィリアム(町田ゼルビアから完全移籍)
- DF渡邊泰基(アルビレックス新潟から完全移籍)
- DF加藤蓮(東京ヴェルディから完全移籍)
- MF山村和也(川崎フロンターレから完全移籍)
- MF天野純(全北現代モータースから復帰)
6位は、2023シーズンを惜しくも2位で終え、新シーズンはリーグタイトル奪還を目指す横浜F・マリノス。大物こそいないが、層を増すべく実力者を複数獲得していることから6位とした。
主力では唯一、期限付き移籍で加入していたGK一森純がガンバ大阪へと復帰したが、町田ゼルビアの守護神GKポープ・ウィリアムを獲得。その他にも怪我人が相次いだセンターバックにアルビレックス新潟からDF渡邊泰基、左サイドバックに東京ヴェルディからDF加藤蓮、ユーティリティ性を持つベテランのMF山村和也とMF天野純も加え、とにかく堅実という印象だ。
今冬、新たに就任したハリー・キューウェル監督も「アタッキングフットボール」を志向しており、チームとしての方向性にブレはない。