軽トラには弱点もある

いいところばかりを紹介した軽トラですが、たとえばクローズドコースに行くと軽トラをトランポに使っている人って少ないですよね…。
やっぱり何かしら弱点があるんです。

弱点① 雨に弱い

人間が濡れないだけマシ、と考えましょう。
あと、荷台の防犯性も全くありません。

弱点② 乗り心地が悪い

軽トラにはバックレスト(背もたれ)のリクライニング機能がありません
おまけにサスペンションは硬いのか柔らかいのかよくわからない挙動をするから体への負担は大きめ。
車内はせまく、防音性もないためエンジン音やらロードノイズやらで終始にぎやかなドライブになってしまいます。
そんな理由から、乗り心地はどんなクルマよりも悪いと思ってください。

ただし、暑さや寒さ、雨風をしのげる快適さは一度体験したらやめられません

ちなみに、最近は室内が広めの軽トラも登場しました。
スズキ・スーパーキャリィとダイハツ・ハイゼットジャンボです。
わずかですがリクライニング機能があり、快適性が高められているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。

スーパーキャリィ(引用:スズキ)
ハイゼットジャンボ(引用:ダイハツ工業)

「車種・時期を問わず快適に遠出できる」←ココが重要

サブロー

なんだか軽トラ情報ばかりの記事になっていますが、ボクが伝えたいのは、トランポを使えばどんなバイクでも快適に遠出ができることです。

たとえば1日500km走ってもへっちゃらなロングランに特化したバイクにはトランポなんて不要かもしれません。

でもボクが乗るXR250や友人のセロー225Wはロングランが得意なバイクではありません。
シートは細くて固いし、高速道路ではクルマの流れに合わせて走るのが精いっぱいです

さらに、原付2種のスーパーカブ90やXTZ125Eは高速道路に乗れない分、ロングランはもっと苦手です。

でもトランポがあれば…?


「行きたい場所はあるけど、長距離移動が苦手なバイクだからやめとこう…」

そんなふうに諦めるのはもったいないと思いませんか?

愛知から山口まで785km先へツーリング。この距離は原付で下道自走じゃかなり厳しい
サブロー

そしてもうひとつ。どんな時期でも快適に遠出ができることも推したいポイントです。

寒い時期はもちろんですが、ボクが推したいのは暑い時期。
ここ数年の7~8月の郊外なんて「熱」すぎてバイクで走れたものじゃないですよね…。

そんなときにトランポがあれば…

郊外はクルマで移動
 ↓
標高の高い涼しい場所へ向かう
 ↓
現地に着いたらバイクを降ろしてツーリングを楽しむ

こんな楽しみ方だってできちゃいます。

石川県・なぎさドライブウェイ(2022年撮影)
山梨県・河口湖