骨伝導イヤホンの選び方

 ここからは、実際に骨伝導イヤホンを選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。ポイントは、以下の4点です。

■接続形式
■音質
■装着感
■その他

接続形式

おすすめの骨伝導イヤホンを紹介!仕組みや選び方まで詳しく解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 まずは、骨伝導イヤホンの接続方法をチェックしましょう。接続方法には、有線接続とBluetoothを利用したワイヤレス接続の2つがあります。

■有線
 有線で接続するタイプは、オーディオ機器とイヤホンを直接ケーブルで接続する形式です。イヤホンジャックを搭載している機器であれば接続できる、汎用性の高い形式といえます。

 メリットは、アンプ搭載型を除けばバッテリ不要で充電の必要がないため、バッテリ切れによって聴けなくなる心配がない点です。また、ケーブルで直接接続するため、音の途切れや遅延が発生しにくいのも魅力。音と画面がズレにくく、ゲームや動画を楽しみたい人に向いています。

 デメリットは、ケーブル特有のわずらわしさがある点です。ケーブルが引っかかって外れたり、それが原因で断線したり、スマートフォンに接続している場合はスマートフォンの操作をケーブルがじゃましたりと、可動範囲が限られてしまいます。なかでも、スポーツシーンで利用する場合はケーブルが邪魔で動きにくいことがあるため、やや不向きであることを理解しておきましょう。

■ワイヤレス(Bluetooth)
 ワイヤレス接続は、オーディオ機器とイヤホンをBluetoothで接続して使用する形式です。ケーブルがないため、有線形式のように服に引っかかって外れたり断線したりといったケーブルならではのわずらわしさがなく、快適に使えます。

 一方でバッテリで駆動しているため、充電が切れると使えない点がデメリットです。また、Bluetoothで接続する場合は、ゲームプレイ時や動画の閲覧に音と映像に遅延が発生してしまう点にも注意しましょう。

音質

おすすめの骨伝導イヤホンを紹介!仕組みや選び方まで詳しく解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 骨伝導イヤホンを買う際は、音質もチェックしておきたいポイント。骨伝導イヤホンは、一般的なイヤホンよりも音質が劣りがちです。人によっては、音楽を楽しもうとすると物足りないこともあるでしょう。音質にこだわりたい場合は、1万円以上のモデルがおすすめです。一概には言えませんが、価格が上がるほど音質もよくなる傾向にあります。

 また、アンプの有無やコーデックも注目したいポイントです。有線接続の場合、アンプを搭載したモデルは音質が向上し、幅広い幅の音を再生できます。

 一方、ワイヤレス接続の場合は、Bluetoothのコーデックに注目してください。コーデックとは、主に音質と遅延に関係しているもので、Bluetooth通信において音声データを圧縮する方式のことです。aptXコーデック、またはAACに対応したモデルを選ぶといいでしょう。ただし、デバイス側も同じコーデックを採用している必要があります。

装着感

おすすめの骨伝導イヤホンを紹介!仕組みや選び方まで詳しく解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 通常のイヤホンのように圧迫感がないとはいえ、長時間骨伝導イヤホンを着用するのであれば、装着方法にもこだわりたいところです。装着方法は、主に3種類あります。

■ネックバンドタイプ
■イヤーカフタイプ
■メガネタイプ

 骨伝導イヤホンは、一般的にこめかみへ装着するタイプが多くなっているのが特徴です。そのため、普段メガネをかけている人は、メガネ着用時にイヤホンがじゃまにならないかも確認しておきましょう。また、快適に使用したいのであれば、重さもチェックしてください。軽量なモデルほど長時間使用しても負担に感じません。30g程度を目安にするといいでしょう。

 それぞれの特徴や注意点を解説していきます。

■ネックバンドタイプ
 ネックバンドタイプは、頭部を左右一体型のイヤホンで挟んで固定するタイプです。骨伝導イヤホンのなかでは、メジャーな装着方法といえます。

 激しく動いてもズレ落ちにくく、スポーツをしながら使いたい人におすすめです。頭の形に合っていなかったり、締め付けがきつかったりすると痛みを感じてしまう恐れがあるため、注意しましょう。

■イヤーカフタイプ
 イヤーカフタイプは、左右の独立したワイヤレスイヤホンを耳に挟み込んで装着するタイプです。重さがあると、長時間の使用がつらくなってしまいます。イヤーカフタイプを購入する際は、なるべく軽いものを選ぶといいでしょう。

 つけているのが目立たないイヤホンがほしい人やネックバンドタイプの締め付けが苦手な人に向いています。

■メガネタイプ
 メガネフレームに骨伝導イヤホンの機能を搭載したタイプです。オーディオグラスとも呼ばれます。なかには、眼鏡屋で度付きのレンズに交換できるものもあるようです。

 メガネタイプは1台でさまざまな役割を果たしてくれる半面、価格が高くなりやすい傾向にあります。

その他

おすすめの骨伝導イヤホンを紹介!仕組みや選び方まで詳しく解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 骨伝導イヤホンには、さまざまな機能が備わったものがあります。ここでは、一部を紹介するので、用途に合わせてチョイスしてください。

■防水性能
 ジョギングやランニングなど、スポーツシーンで骨伝導イヤホンを使用する場合は、防水性能をチェックしましょう。

 防水性能は、IPX数値で表示されていることが多く、数値の部分が大きいほど性能が高くなっています。水による故障リスクを回避したいのであれば、IPX4以上の商品を選びましょう。また、プールなどで使用する場合は、IPX7以上のモデルを選んでください。

■マイク機能
 テレワークなど仕事で電話をする人で、骨伝導イヤホンを使ってハンズフリー通話をしたい場合は、マイク付きのモデルをチェックしましょう。また、ノイズキャンセリング機能を有したモデルなら、騒がしい場所でもクリアな音質での通話が可能です。

■マルチポイント機能
 マルチポイント機能とは、1つの骨伝導イヤホンに対して、パソコンやスマートフォンなど複数のデバイスを同時にBluetooth接続できる機能のことです。仕事とプライベートの両方で使用したい場合、マルチポイント機能を搭載しているかチェックしましょう。

■多機能ボタン
 イヤホン本体で音楽の再生と一時停止、通話の着信応答・終話などの基本操作をこなせるものもあります。多機能ボタンが備わっていれば、スマホを取り出す手間がかからない点もメリットです。

●おすすめの骨伝導イヤホン
 ここからは、おすすめの骨伝導イヤホンを3つ紹介します。

Shokz「OpenRun Pro」

おすすめの骨伝導イヤホンを紹介!仕組みや選び方まで詳しく解説
(画像=『BCN+R』より 引用)

 Shokz「OpenRun Pro」は、ランニングやウォーキングなどスポーツシーン向けに設計された骨伝導イヤホンです。ラップアラウンド・チタンフレームを使用しており、安定した装着感を実現します。IP55の防じん・防水機能に対応し、雨の日のトレーニングでも安心して使用可能です。

 また、デュアルノイズキャンセリング・マイクを搭載。騒音が気になる場所でもクリアな音声で通話できます。最大10時間再生可能なロングバッテリを内蔵しているため、バッテリ残量を気にせず一日中リスニングが可能です。

出典:Shokz「OpenRun Pro」=https://jp.shokz.com/products/openrun-pro

BOCO 「骨伝導イヤホン クリップタイプ WR-3 CL-1001」

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(画像=『BCN+R』より 引用)

 BOCO 「骨伝導イヤホン クリップタイプ WR-3 CL-1001」は、イヤリングのように耳たぶをはさんで着ける、有線タイプの骨伝導イヤホンです。音量調整や早送りなどの端末操作をスイッチ操作で行えます。

 また、スマートフォンと接続しているときに電話着信があれば、会話用スイッチをONにするだけで、内蔵ラインマイクによりハンズフリーで会話が可能です。

出典:BOCO 「骨伝導イヤホン クリップタイプ WR-3 CL-1001」=https://boco.co.jp/eo/products/detail/1

オーディオテクニカ「ワイヤレス軟骨伝導ヘッドホン ATH-CC500BT」

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(画像=『BCN+R』より 引用)

 オーディオテクニカ「ワイヤレス軟骨伝導ヘッドホン ATH-CC500BT」は、独自の振動「軟骨伝導経路」を採用した、骨伝導イヤホン。「軟骨伝導経路」とは、軟骨の振動で音を伝える方式です。わずか35gの重さで、マスクやメガネとも併用しやすくなっています。

 また、2台のデバイスと同時接続できるマルチポイント機能を搭載。原音に忠実なサウンドを楽しめるaptX HDや高音質・低遅延を実現可能なaptXなど、複数のコーデックに対応している点も魅力です。

出典:オーディオテクニカ「ワイヤレス軟骨伝導ヘッドホン ATH-CC500BT」=https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-CC500BT

※Amazonのアソシエイトとして、BCN+Rは適格販売により収入を得ています。

提供元・BCN+R

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