冬の釣りは忍耐力
こうして冬のシーバスフィッシングを考えてみると、他の季節よりも耐える動作が多いのがわかる。ただ巻きにしてもとにかくゆっくりで、ルアーのアクションを抑えることがポイントとなる。
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つまり、釣り人もキャスト以外はあまり体を動かさない。そうなると寒さがよりいっそう体にしみる。北風なんか吹きだしたらどんなに着込んでも寒さを感じる。
こうなると忍耐力しかない。魚が釣れていれば寒さも忘れられるが、釣れていなければ時合が来たとしても帰りたくなるはずだ。この寒さに打ち勝ってこそ念願のシーバスを手にすることができるのだが、やはり無理はいけない。風邪をひいたり、腰やお腹を悪くしたら今後の釣行に響くからだ。
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どうしてもシーバスを手にして帰りたいのならば、十分に体調を整えて寒さに耐え抜く釣りに挑んでほしい。何度も書くが、無理はしてはいけない。バチ抜けが始まれば潮回りなどを考えて短時間で釣ることができるのだから、体を壊すような冒険釣行はやめておこう。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>