定年後の人生設計を立てる

「定年後の人生設計がなくて後悔する」という。「なら、シンプルに計画立てればいいんじゃね?」という話になる。

具体的に何をするべきか?「定年後からやっても間に合わないこと」を始めればいいと思う。たとえば、定年後に勤め先を退職した後に、家に長くいることになる。その時に何をしたいか?妻とはうまく関係を維持できるか?などだろう。あとは老後に経済的に不安を抱えないだけのお金の準備などだ。こうしたことは、定年の翌日から慌てて準備をするのではなく、あらかじめ計画性を持って用意しておくことが賢明だと思う。

たとえば熟年離婚になる理由の上位に「夫と一緒の空間に長くいるのがストレス」というものがあるらしい。それなら、会社員時代と同じくらいに、お互いの距離感を保つための工夫なんかも必要になると思う。たとえば会社員時代のスキルを活かして定年後も働くなどだろう。フリーアドレスのオフィスを借り、フリーで仕事をすればいい。定年後に「実質出社」の仕組みを持てば、良いか悪いかは別にして妻ともこれまでの保つこともできるだろう。「定年」をリセットして、これまでの現状を維持することができる。収入も得られるから、一石二鳥だ。

実際、オレの経営するフルーツギフトの会社には、「定年後も働きたい。お金もほしいけど、家に居づらい」というアルバイト男性もいる。定年後に働く、という人はお金もさることながら「家に居づらい」という理由も少なくないとオレは思ってる。