損害賠償金の具体的な額は提示してない。原告らは、別の日に開催されたコンサートでも遅延が生じたとして、クラスアクションを模索しているという。

ファンにとっては待ちに待ったコンサートだった。当初、7月に開催を予定していたが、マドンナが緊急入院したことで延期されていた。当時、「重篤な細菌感染」で意識を失ったと伝えられていた。

ツアーはデビュー40周年を記念するもので、バークレイズセンターが北米の初日だった。

関係者は開始時間の遅れに関して、PageSixの取材に、サウンドチェック中にいくつかの技術的な問題が発生したと説明していた。

コンサート終了後、SNSには「3時間遅れは、ただ無礼」「最初のショーに2時間の遅刻はマジでウンザリ」といった怒りや、「みんなが帰らなかったのは、ただ高額なチケット代を支払っているから」といった皮肉が投稿されていた。

マドンナが遅延を巡って、ファンから訴えられるのは、今回が初めてではない。2019年12月にマイアミ・ビーチで開催されたコンサートツアー「Madame X」では、開始時間が午後8時半から10時半に変更された。チケットの払い戻しを拒否されたファンは訴訟を提起している。