キングサーモンを手中

午前船も残り僅かな時間になり、港前に戻って来たが、やはりぱっとしない時間が続いでいた。同船者である帯広の向(むかい)さんが、リールが巻けない、30mラインが引き出されていると叫ぶと、一同注目となった。

もしや?と全員思いながら釣りをしていたが、佐藤船長は感じたのか、一同竿を上げる指示があり、一挙にギャラリーとなった。操船の甲斐もあり近くに寄ると銀色の個体が、海中に見え隠れしている。

キングだ!よく見ると尾びれ付近にスレがかりしており、慎重なやり取りが続き、待ち受ける佐藤船長の大きなタモに入った。一同大歓声の中、上がってみれば10.5Kgの丸々と太ったキングサーモンであった。

知床のサクラマスをオフショアジギングで狙う【北海道】本命不発もキングサーモン見参10kg超えのキングサーモンを手中(提供:TSURINEWSライター・前島宣秀)

驚きは今シーズン4本中3本がメロンチャートグロードット、凄すぎる。筆者は貧果ではあったが、一度は釣ってみたい魚を目の前で見られ大興奮の中、帰港となったが、午後便の乗船者も集まり、大雪が降って来た中、熱気満々、大変活気のある港であった。

<前島宣秀/TSURINEWSライター>