今年の初釣りは世界遺産知床羅臼からのサクラマス。大吉のキングサーモンを引き当てられるか。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・前島宣秀)
サクラマス狙いのオフショアジギング
羅臼からのサクラマスは、たらこを取る職漁船が賑わう羅臼漁港から一つ手前の松法漁港から出船する午前便と午後便の2便がある。
当日は降雪より怖いブラックアイスバーン状態、車で通常7時間程度かかる所が9時間もかかり、様々なアクシデントを考えると午後便にして大正解。
午後船の集合時間は12時30分、午前船に乗船者の顔が元気無いところを見るとやっぱりか、前日乗船の釣友であるめぐみさんの情報通りであった。
当日のタックル&ジグ
竿はダイワBLAST1/2、リールはソルティガICとした。カウンター付リールは、PEの色を見れば良いから不要論もあるが、一度慣れてしまうと戻れない。
何メーターでヒットした?と聞かれて本当に棚は合っているのか時々疑問になるが、カウンター付きなら確実だ。ジグは人それぞれあり、かなり奥深く、初心者でも簡単に良い仕事をしてくれるナマラジグが北海道では根強い人気がある。
ジグのカラーは、メロンチャートを必ず用意しておいた方が良い。なお、ご当地では150号がスタンダード。
潮が動いていない
午後船こそと漁場へ向かい、ポイントは港前、40mから上をやってとアナウンスで始めると、潮が動いていない。たまに釣れるのは、ホッケ、ガヤ、スケソウばかり、なんと船中ゼロ本であった。
翌日の午前船に期待
集合時間は朝の六時半、今年は雪が少ないと言っても、毎朝の日課のように先ずは船に積もった雪を溶かしてから乗船者を迎え入れる。かなりの重労働だ。
昨年末まで過去に無いほど大漁に釣れたサクラマスが、潮回りが小さくなった1月3日から沖では板マスと呼ばれる3Kgオーバーも定置網に入っているとのこと。
潮周りも悪く、一度悪天候にでもなってくれないと浅瀬に来ないかもと今回乗船した第18喜共丸の佐藤隆船長は嘆いていたが、何とか釣らせたい気持ちで、国後島がよく見えるまでの100mラインまで沖に出たがぱっとしない釣果であった。
佐藤船長は、知床半島の反対側ウトロ漁港を本拠地に、冬は羅臼、春は常呂でサクラマス、夏はホッケ五目、秋はシャケと一年を通じて海に出ている。