お家で何か甘いものが食べたいなという時に、あると便利なのがデザートミックス。お水を混ぜるだけ、ミルクで溶いて焼くだけ...など、ちょっとしたひと手間で、簡単おやつが完成!じつはドイツにもそういったデザートミックスが揃ってるのです。

しかし、これまでさまざまなケーキミックスにはお世話になってきていたけれど、デザートミックスは数えるほどしか使ったことがなかったなぁ。ということで今回は、いろんなジャンルのデザートミックスを独断でセレクト。片っ端から試して、お気に入りを見つけてみたいと思います。それぞれ調理時間や作り方、お気に入り度なども示したので、参考にしてみてくださいね。

それでは早速いってみましょう!

目次
高いシェアを誇る"ドクター・エトカー"ブランド
ボリューム系

高いシェアを誇る"ドクター・エトカー"ブランド

スーパーへ行くと、製菓材料コーナーは、とあるブランドで埋め尽くされていました。それは、「Dr. Oetker(ドクター・エトカー)」。スーパーのプライベートブランドなども並ぶ中、ドクター・エトカーの占める割合の高いこと高いこと!

【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=<ケーキミックスもドクター・エトカーブランドのロゴが目立つ!>、『たびこふれ』より引用)

同社は、1891年にドイツ・ビーレフェルトで創業した大手食品メーカー。創業者がベーキングパウダーを開発し、一般向けに使いやすい小袋タイプで発売すると、爆発的なヒットに。製菓材料だけでなく、ピザやミューズリー、アルコールなど幅広く展開しています。ケーキミックスは、ほかのブランドもあるものの、デザートミックスは、ほぼドクター・エトカーの独占状態。なので同ブランド縛りで商品をセレクトします。

【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=<ドクター・エトカーのベーキングパウダー。ちょうどレトロバージョンのパッケージが販売されていました>、『たびこふれ』より引用)
【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=<120年以上の歴史をもつ"Mondamin(モンダミン)"ブランドも有名>、『たびこふれ』より引用)

ボリューム系

Milchreis

  • 調理時間(放置時間を除く) : 約5分
  • 他に使う材料 : 牛乳500ml、お好みでフルーツソースかラズベリーなど
  • お気に入り度 : ★★★★☆

鍋で牛乳500mlを沸騰させる。鍋を火から下ろし、泡立て器でかき混ぜながら本品を加え、その後、約1分激しくかき混ぜる。そのまま10分間放置し、食べる前にもう一度混ぜます。好みでフルーツソースかラズベリーを添えてくださいね。

【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=『たびこふれ』より引用)

ドイツでポピュラーなおやつといえばこちら。Milch(牛乳)、Reis(ご飯)と言うネーミングのごとく、ミルク粥です。日本のお米と違った、ぷっくり丸い感じのお米を牛乳で煮たもので、砂糖が入っていてほのかに甘いのが特徴。お米が甘いなんて!と違和感があるかもしれませんが、最初からデザートと思って食べれば、なかなかいけます。

筆者は、病気の時に食べる白粥より、こちらの方が断然好み。ただ、パッケージにさくらんぼソースがかかっていたけれど、まさかの自分で用意しなければいけないパターンだった...。

【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=<お米の粒がしっかり残っていて、食べごたえあり>、『たびこふれ』より引用)
【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=<家にあったいちごジャムをトッピング。甘みがプラスされてよりデザートっぽく!>、『たびこふれ』より引用)
【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=<幼稚園での提供方法を真似てシナモン&シュガーをかけてみた。すっごい合う>、『たびこふれ』より引用)

Grießbrei nach klassischer Art

  • 調理時間(放置時間を除く) : 約5分
  • 他に使う材料 : 牛乳500ml、お好みでフルーツなど
  • お気に入り度 : ★★★☆☆

鍋で牛乳500mlを沸騰させる。鍋を火から下ろし、泡立て器でかき混ぜながら本品を加え、その後、約1分激しくかき混ぜる。そのまま5分間放置し、食べる前にもう一度混ぜます。好みでフルーツを飾ります。

【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=『たびこふれ』より引用)

先ほどのミルク粥に似ているけど、異なるのがご飯ではなく、セモリナ粉(Grieß)である点。ミルク粥はたしかなご飯の食感があったけれど、こちらはツブツブ感のあるムースみたいな感じ。味は同じようにミルクとほのかな甘みがあり、当然、シナモン&シュガー、フルーツソースなども問題なく合います。

そういえば、Grießbrei(グリースブライ)は大人も食べるけど、ドイツの離乳食の定番でもあり、よく子どもたちに食べさせていたのを思い出しました。

【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=<Milchreis同様、食べ切りサイズのカップでも販売されており、我が家には冷蔵庫に常時あります>、『たびこふれ』より引用)

Kaiserschmarrn nach klassischer Art

  • 調理時間 : 約20分
  • 他に使う材料 : 牛乳200ml、卵1個、バター、お好みでシュガーパウダーなど
  • お気に入り度 : ★★★★★

ボウルで牛乳と卵を混ぜ、そこへ本品を加えてなめらかになるまでよくかき混ぜます。フライパンにバターを入れて熱したところに、生地を流し入れます。中火で焼き、生地の表面にまだ少し液体が残っている状態で、ヘラを使い四等分してひっくり返します。生地をさらに小さくちぎりながら、生地表面がきつね色になるまで焼いてください。お皿に盛ってお好みでシュガーパウダーを振って完成!

【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=『たびこふれ』より引用)

Kaiserschmarrn(カイザーシュマーレン)は、オーストリア発祥で、ドイツでも愛されているデザート。薄いパンケーキをちぎって仕上げているのがポイント。パンケーキがうまく焼けないという人でも、最後にヘラで小さくしていくので、気負うことなく作れちゃう!一口大にすることで食べやすい上、外側のカリッとする部分が多くなるのがグッド。伝統的なデザートが、本品で手軽に作れるのが嬉しい!

【ドイツ】デザートミックスを使って簡単&失敗ナシでおやつ作り♪
(画像=<中はもっちりしていて、レーズンも良いアクセントになっています>、『たびこふれ』より引用)