■MBUX

MBUXは最新の第3世代となり、サードパーティ製のアプリが利用できるように進化しており、オプションの車内ビデオを装備すればZOOMによるビデオ会議に参加することも可能だ。また、全モデルにオプション設定の「3Dコックピットディスプレイ」は、内蔵されるドライバー側を向いた2つのカメラにより、特殊なメガネを使用せずにドライバーが3D映像を見ることができる。

また音声アシスタントは、従来のような起動ワードを発声せず、ボタンスイッチで起動できるようになっている。

メルセデス・ベンツ 新型6代目のEクラスを発表 全モデルを電動化に
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

E350eにオプション設定のMBUXインテリア・アシスタントは、ルーフライニング内蔵の赤外線カメラにより、さまざまな室内機能をジェスチャーでコントロールでき、状況に応じたドライバー支援を実現する。

■デザイン

エクステリアは、短いフロントオーバーハングと長いボンネット、そしてキャビン位置を大きく後退させロングノーズ/バックワード・キャビンというFR駆動の伝統的なフォルムになっている。ホイールベースが先代モデルより20mm延長されたことでリヤ席のゆとりも拡大された。

メルセデス・ベンツ 新型6代目のEクラスを発表 全モデルを電動化に
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

ボンネットにはアクセントとしてパワードームが設けられているほか、流れるようなCピラーによりクーペ的なフォルムになっている。

フロントのヘッドライトとフロントグリルをつなぐブラックパネルに似た部分は、ハイグロスブラック仕上げで、メルセデスのEVに似たデザインだ。3Dデザインのフロントグリルは、中央のスリーポインテッドスターがグリルに一体化され、シングルルーバーや周囲を縁取るクロームサラウンドなどが特徴的なデザインとなっている。

そしてイルミネーテッド・ラジエーターグリルをE350eにオプション設定。これにより夜間や夕暮れなどでラジエーターグリルが白く光る。

メルセデス・ベンツ 新型6代目のEクラスを発表 全モデルを電動化に
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

なお、新型Eクラスは、日本初の機能として「路面描画機能による車線逸脱警告」が備わっている。これは、夜間走行時に車線を逸脱しそうになった場合に、ヘッドライトが車両前方の路面に絵(矢印)を投射することでドライバーに警告をするものだ。

メルセデス・ベンツ 新型6代目のEクラスを発表 全モデルを電動化に
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

ボディサイドでは、ラグジュアリーモデルに採用されている格納型のドアハンドルを採用。キーを持ってが近づくと、自動でせり出す。万が一の事故の場合などには自動でせり出し、従来どおり、強い力で外部から引っ張り、ドアを開けることもできる安全性も備えている。

インテリアは、大きなトリムパネルがダッシュボード中央まで伸び、外観上独立しているセンターディスプレイは、このトリムのくぼんだ表面上に浮かんでいるように見える。全モデルにオプション設定の「MBUX スーパースクリーン」(助手席一体型ディスプレイ)を搭載している場合、大型ガラス面がセンターから助手席まで広がるデザインとなる。

メルセデス・ベンツ 新型6代目のEクラスを発表 全
モデルを電動化に
(画像=標準のインストルメントパネル、『AUTO PROVE』より引用)
メルセデス・ベンツ 新型6代目のEクラスを発表 全モデルを電動化に
(画像=「MBUX スーパースクリーン」仕様のインストルメントパネル、『AUTO PROVE』より引用)
メルセデス・ベンツ 新型6代目のEクラスを発表 全モデルを電動化に
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

E200、E220dに標準設定のレザーARTICO仕様では、シートは各パネルに精緻な縦方向のうねを形作る仕上げとなっている。レザーエクスクルーシブパッケージ選択時のナッパレザーシートは、キルティングとパーフォレーションを施したシートの形をなぞるダイヤモンドステッチとなり室内の高級感を高めている。

メルセデス・ベンツ 新型6代目のEクラスを発表 全モデルを電動化に
(画像=『AUTO PROVE』より引用)
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(画像=『AUTO PROVE』より引用)