学習サポートAIデバイス「Orcam Learn」
一方Orcam Learnは、読み書きに困難のある学習障がい“ディスレクシア”やADHDなどの生徒に向けて開発されたデバイス。
ボタンをクリックすると、OrCam Learnがデジタルまたは印刷面からページ全体、段落、または1つの単語を読み上げる。ユーザーは教科書やワークシートを簡単に聞くことができる。
視覚支援デバイスも提供
ここまで紹介したのは主に“視覚”をサポートする製品だが、近年Orcamでは“聴覚”を支援する製品「OrCam Hear」を提供している。
OrCam Hearは耳が不自由な人向けのウェアラブル支援デバイス。AIテクノロジーと独自の音声強調ディープラーニングモデルを搭載しており、異なる話者の声を分離することが可能だ。
従来の補聴器の「カクテルパーティー問題」として知られる、騒がしい状況での音声理解の難しさを克服するという。
なお同製品は2020年に米国ラスベガスで開催された、世界の家電見本市「CES 2020」にて“2020 ベスト・オブ・イノベーション”を受賞。2024年1月開催の「CES 2024」でも出展された。
イスラエルだけでなく世界中から注目を集めるOrCam。今後も同社の製品の普及に期待したい。
参考・引用元:OrCam Technologies 公式サイト
(文・Techable編集部)