新しいロッドを買うといろんなことを試したくなる。筆者が今回ゲットしたのは7.1ftのメバルロッド。当然アジングにも使える。そして今おりしも大阪湾奥はアジが連日よく釣れる。ということで、既存アジングロッドとニューメバルロッドで、アジング勝負をさせてみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
専用ロッドVS専用外ロッド、どっちが勝つ?
ライトゲームロッドの括りとしてアジングロッドとメバリングロッドは同じだ。ライトロックロッドも同じで、二つの特徴を合わせたような造りだが、これは今は除く……思いついてちょっと書いただけで、すぐ手元に欲しくなってきた。
アジという釣り物に対して、「専用ロッド」と「専用外ロッド」のどちらが勝つのか?
まず、それぞれのロッドの違いを説明しておこう。
アジングロッド
・高弾性で穂先が堅い「パッツン系」
・5ft台がベーシックなレングス
・ルアーウェイト0.3g~3g程度
メバリングロッド
・スローテーパー気味で軟らかい
・7ft台がベーシックなレングス
・ルアーウェイト0.5g~5g程度
サオの味付けと、長さに主な違いがある。自重に関しても差があるが、今回テストする両機はアジングロッド50gと、メバリングロッド63g。この差は勘定しないことにする。
条件について
専用ロッドVS専用外ロッド。条件について詳しく説明する。あくまでこのテストの実験者である私の「自分ルール」ということだが。
・ポイントは同じ。ただし移動はアリ。
・実験者は実力が同じ自分自身。
・ラインとリグは同条件
・30分ずつで何尾釣れるかのタイムアタック
・公平のため、アジングロッドに私のサブリール、メバルロッドに私のメインのリール。
これで条件はフェアとなる、はず。
30分ずつの釣果
さあ、スタートだ。ウキウキしてきた。
専用外ロッドで9尾
まずはメバリングロッドから。開始数投でアジの棚をサーチ。1gのタングステンジグヘッドに2inchのワームで、カウント10のレンジに群れを発見した。もう少しワームをサイズダウンして、開始3分ほどで1尾。
型は小さい。それでもバラさない。穂先とベリーに同時にアタリがきて、反発力で乗せる感じ。これはなかなか……すごいんじゃないか?フォールでもリトリーブでも自由自在。やや長いレングスにさえ慣れれば、リトリーブの釣りでは、本職ロッド食いもあるのでは?
30分で9尾釣った。
専用ロッドで10尾
本職・アジングロッドの出番だ。ちょろいはず……あれ?思ったより出ない。ちょっと群れが散ってしまったか?移動して1尾出すまでに約5、6分。
……ファーストキャッチに5分も掛かってしまったのは、久々のサブリールのドラグ機能が理由だ。これだって悪いリールではないが、ここまで違うか、と驚くほどズルズルにイトが出てしまう。手前バラシ連発。苦笑いなんかしつつ。それでも手元に感触が戻ってくると、ドラグの良いポイント調整もできて、本気モード突入。残り5分まで5尾という低調さだったが、「ここから巻き返しあるぞ」と思っていると、その通りに。結果、30分で10尾。
バラした数を、もし現役のリールで釣っていたらと思うと、おそらく15尾を超えた。