各社をしっかりと比較し、自分にとって最もメリットが多いクレジットカードを作れたとする。

そのことに満足し、何も考えずにそのカードを使い続けていると、実はかなり損をしているかもしれない。「改悪」があったことに気づいていない可能性があるからだ。

改悪パターンは主に次の3つがある。

改悪パターン1:ポイント還元率が低下

最近は「ポイ活」に精を出している人も多い。クレジットカードを使って買い物したときに得られるポイントをたくさん得るため、カード選びはもちろん、買い物をする店舗にもこだわる人が増えてきた。

持っているカードのポイント還元率が下がると、このポイ活に影響する。積極的にポイ活を行っていない人でも、還元率が下がると前よりメリットが小さくなるのは共通だ。

還元率を低くすることはメールなどでカード保有者に連絡がいくが、しっかりと気づけているだろうか。

改悪パターン2:優待サービスが減る

クレジットカードを選ぶ際の判断基準の一つに、「優待サービス」がある。空港のラウンジを無料で利用できたり、ホテルを割引価格で利用できたり、無料で保険に入れたりといった具合だ。知らず知らずのうちに、この優待サービスの数が減っていないだろうか。