メバルが来ないフラストレーション
もともとシーサイドコスモはシーバスが多いが、大きいのは徹底的にスレていて絶対に食わない。春のバチ抜けシーズン以外はシーバスアングラーがいないわけだから、何をかいわんやである。しかし「セイゴゲーム」となると、ライトゲームでやりようがある……とでもいうのか?要研究だ。
メバルが来ない。小雨でセイゴとアジの活性が上がってしまって、また渋くなった。これは徹底してレンジで釣り分けるしかないと、0.2gのヘッドで表層をほとんど巻きもせずにたらーっと流していると、足元で突然メバルが釣れてしまった。しかも25cm近い良型。
メバル……手応えなく来た(提供:TSURINEWSライター井上海生)
なんとか一尾。これが嬉しいときもあるのだが、元をただせばこの日は「新しいメバリングロッドのデビューの日」。嫌な気候、アジとセイゴで気が散ってしまい、ついにひねり出したメバルも手応えなく、どうもつまらない釣行になってしまった。けれどまあ、そんなものだ。全部うまくいきすぎることより、釣りは退屈もするから楽しい。
終わってみればほとんどアジング
メバリングで、セイゴのフィーバー。あまりないパターンだが、それもそうとして、この日めちゃくちゃ釣れたのは実は、やはりアジ。何重にも群れが入っているようで、どこをどう打ってもリトリーブで簡単に反応する。海水温が低くなり、そのうちメバルと入れ替わるはずだが、そう思っているとメバルがスポーニングに入って釣れなくなるかもしれない。
残念なことにこの日、ニューメバリングロッドの潜在性は十分に見られなかった。ただあれだけ弾きやすいセイゴをことごとく乗せたのだから、メバルもうまく乗せるだろう。
<井上海生/TSURINEWSライター>