どれだけ愛着を持てるか
いかがだっただろうか。不思議な話しなので、少々伝わりにくいが、物にはそれなりに作った人の気持ちが込められていたりするので、時にこうした不思議な力を発揮することがあるのだ。
ルアーをわざわざ寝かせて使うなんて、普通はしないだろう。むしろ釣れないなら釣れるまで使うはずだ。愛着を持つとはそういうことなのかもしれないが、あえて使わないやり方もある。

無理に使わず、寝かせて熟成させる。そして、ルアー自体が使われる時、釣れる時を教えてくれる。釣りを長くやっていれば自然と道具に愛着がわいて、そんな声を感じることもできる。話しかけたりするのはちょっと違うと思うが、道具への愛情や愛着は時に不思議な力を持ち、釣り人に答えてくれるのだ。
ただの道具ではなく良き相棒、そんなルアーと出会えれば、何もしなくても釣れる時を教えてくれる。かもしれない。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>